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色別・月別の花図鑑です
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柏葉紫陽花(カシワバアジサイ)


柏葉紫陽花(カシワバアジサイ)はユキノシタ科アジサイ属の落葉低木である。
原産地は北アメリカの東南部である。
葉に切れ込みがあり、葉の形が柏(カシワ)に似ているのでこの名がついた。
樹高は50~150センチくらいである。
開花時期は5~7月である。
ブッドレアに似たピラミッド型の花穂をつける。
花の色は白だけだが、八重咲きと一重咲きがある。
また、秋の紅葉も美しい。
写真は6月の神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Hydrangea quercifolia


★こんもりと茂るが如く花つけて
 柏葉紫陽花人を集めて



柏葉紫陽花(カシワバアジサイ)


花図鑑
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姫沙羅(ヒメシャラ)


姫沙羅(ヒメシャラ)はツバキ科ナツツバキ属の落葉高木である。
本州の神奈川県から九州にかけて分布し、山地に生える。
また、庭木とされる。
夏椿(ナツツバキ)は別名を沙羅の木(シャラノキ)という。
それよりも花も葉も小さいというのが名の由来である。
樹高は5~10メートルくらいである。
樹皮は滑らかで淡い赤褐色をしており、成長すると鱗片となってはがれ落ちる。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には低いぎざぎざ(鋸歯)があり、葉の両面に毛が疎らに生える。
開花時期は6~8月である。
葉の脇に花径2センチくらいの小さな白い花をつける。
花弁と萼片は5枚ずつある。
花の後にできる実は硬いさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、10~11月ころに熟して5つに裂ける。
材は器具材、彫刻材などに利用される。
写真は6月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Stewartia monadelpha


★群れ成して箱根に生える姫沙羅の
 花を見る日を楽しみに待つ


姫沙羅(ヒメシャラ)


花図鑑
矢車草(ヤグルマソウ)


矢車草(ヤグルマソウ)はユキノシタ科ヤグルマソウ属の多年草である。
北海道西南部から本州、山地の湿り気のあるところに生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
草丈は80~120センチくらいである。
根際から生える葉は、手のひら状に5つに裂けた5枚の小葉からなる大きな掌状複葉である。
和名の由来は、これを鯉のぼりの矢車に見立てたものである。
開花時期は5~7月である。
茎先から円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、小さな白い花をたくさんつける。
ただし、花には花弁はなく、5枚の萼片が花弁化している。
俳句の季語は夏である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Rodgersia podophylla


★葉を回し天を目指すや矢車草
 つけた花びらさわさわ揺れて



矢車草(ヤグルマソウ)


花図鑑
丁香花(ハシドイ)


丁香花(ハシドイ)はモクセイ科ハシドイ属の落葉高木である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山地の林の中に生える。
ライラックの和名を紫丁香花(ムラサキハシドイ)というが、ハシドイ属の木の中では丁香花(ハシドイ)だけが日本に自生している。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
樹高は5~12メートルくらいである。
樹皮は灰白色である。
葉は幅の広い卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は6~7月である。
枝先に大きな円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、真っ白な小さな花をたくさんつける。
花径は5ミリくらいで、花冠は深く4つに裂ける。
雄しべは2本である。
花はやがて黄色味を帯び、二色が混在するかのように見える。
花には清々しい香りがある。
材は建築・器具用とされる。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Syringa reticulata


★仄かなる香りにつられ見上げれば
 はしどいの花零れんばかり



丁香花(ハシドイ)


花図鑑
楠(クスノキ)


楠(クスノキ)はクスノキ科クスノキ属の常緑高木である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、海岸近くなどに生える。
また、社寺などに植えられる。
漢字では「樟」とも書く。
樹高は15~20メートルくらいである。
樹皮は明るい褐色で、縦の割れ目がある。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はないが少し波状となる。
葉の質は革質で艶がある。
葉の表面は緑色、裏面は灰白色を帯びる。
開花時期は5~6月である。
新しい枝の葉の脇から円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、小さな白い花を疎らにつける。
実は球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、10~11月ころに黒く熟する。
小鳥が食べるが、食用にはならない。
枝や葉からは樟脳(しょうのう)がとれる。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Cinnamonum camphora


★枝広げ王の風情の楠は
 すくすく伸びて大地に根づき



楠(クスノキ)


花図鑑


花図鑑・楠(クスノキ)
梅花空木(バイカウツギ)


梅花空木(バイカウツギ)はユキノシタ科バイカウツギ属の落葉低木である。
別名の薩摩空木(サツマウツギ)は学名にも取り入れられている。
本州、四国、九州に分布し、山地などに生える。
また、庭木ともされている。
樹高は2メートルくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
3本の縦脈が目立つ。
開花時期は5~6月である。
枝先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、数輪の白い4弁花をつける。
園芸品種には八重咲きのものもある。
和名は、空木の一種で梅の花に似ているところからきている。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Philadelphus satsumi


★枝先で梅花空木はさり気なく
 パステルの花そよがせながら



梅花空木(バイカウツギ)


花図鑑
銀盃草(ギンパイソウ)


銀盃草(ギンパイソウ)はナス科アマモドキ属(ニーレンベルギア属)の多年草である。
漢字では「銀杯草」とも書く。
原産地はアルゼンチン、チリである。
草丈は5~10センチくらいである。
茎は地を這って広がる。
葉はへら形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6~8月である。
花径3~4センチの乳白色の花を上向きにつける。
花冠は筒状で、先が5つに裂けて広がり、盃のような形になる。
花冠には皺が寄っている。
花の真ん中は黄色い。
雄しべは4本、仮雄しべが1本ある。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Nierembergia repens


★銀杯に受ける滴は銀の雨
 しばし宿りて地を潤わせ


銀盃草(ギンパイソウ)


花図鑑
莢迷(ガマズミ)


莢迷(ガマズミ)はスイカズラ科ガマズミ属の落葉低木である。
「迷」の字は正しくはクサカンムリがつくのだが仮に用いた。
北海道の南部から九州にかけて分布し、山野に生える。
また、庭木ともされる。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
樹高は2~4メートルくらいである。
枝には密に毛が生える。
葉は幅の広い卵形ないし円形で、向かい合って生える(対生)。
葉には柄があり、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の両面に毛が生えている。
開花時期は5~6月である。
枝先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花冠は直径5ミリくらいで、先は5つに裂ける。
雄しべは5本である。
実は楕円形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、秋には赤く熟する。
実は甘酸っぱく生食ができ、果実酒としても利用される。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Viburnum dilatatum


★びっしりと咲いた小花に髭つけて
 輝く様はただ愛らしく



莢迷(ガマズミ)


花図鑑
東白糸草(アズマシライトソウ)


東白糸草(アズマシライトソウ)はユリ科シライトソウ属の多年草である。
本州の関東地方に分布し、山地の林の中に生える。
分類上は、白糸草(シライトソウ)の変種とされている。
形態的には、上方の花被片が短い、葉の柄が長いなどの特徴がある。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は30~35センチくらいである。
根際から生える葉は長い楕円形で先が尖り、ロゼット状となる。
茎につく葉は披針形である。
開花時期は5~6月である。
花茎を立てて、白い小さな花をブラシ状につける。
花被片6枚のうち上の4枚は極端に短く4ミリ以下で、下の2枚は退化している。
写真は5月に神代植物公園の「春の野草展」で撮った。
学名:Chionographis japonica var. hisauchiana


★どこでこう変わったのかな白糸草
 ブラシ短く関東に咲く



東白糸草(アズマシライトソウ)


花図鑑
伊吹下野(イブキシモツケ)


伊吹下野(イブキシモツケ)はバラ科シモツケ属の落葉低木である。
本州の近畿地方から九州にかけて分布し、山地の岩場、蛇紋岩地、石灰岩地などに生える。
和名の由来は、伊吹山で最初に発見されたことからきている。
樹高は100~150センチくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の質は硬く、裏面の葉脈上には毛が密に生える。
開花時期は4~6月くらいである。
枝先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花序径は3センチくらいである。
花弁は5枚である。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Spiraea dasyantha


★ぽんぽんと小さな毬を思わせる
 花が可愛い伊吹下野



伊吹下野(イブキシモツケ)


花図鑑
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