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色別・月別の花図鑑です
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薬玉詰草(クスダマツメクサ)はマメ科シャジクソウ属の一年草である。
原産地はヨーロッパ、北アフリカ、西アジアである。
日本では、1943年に横浜で帰化が確認された。
現在では、北海道から沖縄にかけて点在している。
北海道のブルーリストではBランクに指定されている。
和名の由来は、花序の様子を薬玉(香料を入れた飾り玉)にたとえたものである。
別名をホップ詰草(ホップツメクサ)という。
これは牧野富太郎博士の命名で、花序の様子をビールの原料に使われるホップにたとえたものである。
草丈は20~40センチくらいである。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の半分から先にかけて低いぎざぎざ(鋸歯)がある。
また、頂小葉には短い柄があり、近縁種の手毬詰草(テマリツメクサ:Trifolium aureum)との相違点である。
開花時期は6~8月である。
黄色い小さな蝶形の花が50~60個集まって球形の花序をつくる。
花序径は1~2センチある。
近縁種の米粒詰草(コメツブツメクサ:Trifolium dubium)よりも花序がずっと大きい。
花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
属名の Trifolium はラテン語の「treis(3)+folium(葉)」からきている。葉が三小葉でできていることから名づけられた。
種小名の campestre は「原野に生える」という意味である。
写真は6月に木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Trifolium campestre


★似た花がいろいろあるねこの仲間
 どれがどれやらちんぷんかんぷん




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野良人参(ノラニンジン)はセリ科ニンジン属の一年草ないし多年草である。
原産地はヨーロッパである。
日本では、昭和時代の初期に野生化しているのを牧野富太郎博士が発見した。
現在では日本全土で見られ、特に北海道に多い。
北海道のブルーリストではA3ランクに指定されている。
英名はワイルドキャロット(wild carrot)である。
栽培種が逸出して野生化したものという説や、逆にこちらが基本種だとする説などがある。
草丈は1~2メートルになる。
ただし、やせ地では30センチくらいにしかならない。
茎には毛が生えている。
葉は2-3回羽状複葉で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6~8月くらいである。
茎先に複数の散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を組み合わせて出し、白い小さな5弁花をたくさんつける。
花径は3~6ミリくらいである。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、2つのブロックからなる。
根は人参(ニンジン)のようには肥大しない。
属名の Daucus はギリシャ語の「daiein(温める)」からきており、元来はバースニップを示す言葉であったがニンジン属に転用された。
種小名の carota はギリシャ語の「ニンジン(carotos)」からきている。
写真は6月に木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Daucus carota


★そう言えば人参の花はまだ見ない
 これを機会にどこかで探そう




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英彦山姫沙羅(ヒコサンヒメシャラ)はツバキ科ナツツバキ属の落葉高木である。
日本固有種である。
本州の神奈川県から九州にかけて分布し、山地に生える。
夏椿(ナツツバキ)は別名を沙羅の木(シャラノキ)という。
それよりも花も葉も小さいというのが「姫沙羅」の由来である。
「英彦山」は発見地の山の名(福岡県)からきている。
樹高は5メートルから10メートルくらいである。
樹皮は滑らかで淡い赤褐色をしており、薄く剥がれて紋様ができる。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尾状に尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から8月である。
葉の脇に花径4センチくらいの白い花をつける。
これは近縁種の姫沙羅(ヒメシャラ)の倍くらいあり大きい。
花弁と萼片は5枚ずつある。
花の後にできる実は硬いさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Stewartia はイギリス人の政治家で植物愛好家であった「ジョン・スチュワート(John Stuart, 1713-1792)さん」の名からきている。
種小名の serrata は「鋸歯のある」という意味である。
写真は7月に山中湖の花の都公園で撮った。
学名:Stewartia serrata


★姫沙羅もいろんな仲間いるんだね
 今度は幹も撮ってみたいな




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阿幸金鳳花(アコウキンポウゲ)はキンポウゲ科キンポウゲ属の多年草である。
原産地はサハリンである。
深山金鳳花(ミヤマキンポウゲ)の近縁種である。
日本では山野草愛好家に受け継がれ、育てられている。
阿幸の名は本斗郡本斗町に存在した鉄道省樺太西線の駅の名(現在:ヤスノモルスキー)からきているのではないかと推測される。
温泉があり桜の名所として知られたという。
草丈は20~30センチくらいである。
根際から生える葉は大きく3つに裂け、さらに細かく切れ目が入る。
開花時期は5~6月である。
艶のある黄色い花を咲かせる。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Ranunculus はラテン語の「rana(蛙)」からきている。この属の水生の種が蛙の棲むような所に生えることから名づけられた。
種小名の acris は「先の尖った」という意味である。
変種名の borealis は「北方系の」という意味である。
写真は5月に川口市立グリーンセンターの山野草展で撮った。
学名:Ranunculus acris var. borealis


★矮性で上向き大きな花つけて
 存在示す阿幸金鳳花




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黐躑躅(モチツツジ)はツツジ科ツツジ属の落葉低木である。
日本固有種である。
本州の伊豆半島から岡山県にかけての太平洋側と四国に分布し、低山や丘陵地の林の縁などに生える。
花の色は淡い紅紫色だが稀に白花をつけるものがあり、これを白花黐躑躅(シロバナモチツツジ)という。
樹高は1~2メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉も枝も花も毛深く、触るとねばねばとひっついてくる。
和名の由来は、鳥餅のように粘ることからきている。
開花時期は4~5月である。
葉の展開と同時に花を咲かせる。
花径5~6センチくらいの白い漏斗状の花をつける。
花冠は先が5つに深く裂け、上部の裂片の内側には黄緑色の斑が入る。
雄しべは5本である。
花の後にできる実は長さ1センチくらいのさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の macrosepalum は「大きな萼のある」という意味である。
品種名の leucanthum は「白い花の」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Rhododendron macrosepalum f. leucanthum


★白花も味があるよね黐躑躅
 粘り気だけは負けないわよと




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四国勝紅草(シコクカッコソウ)はサクラソウ科サクラソウ属の多年草である。
漢字では「四国郭公草」「四国鞨鼓草」とも書く。
日本固有種である。
香川県、徳島県、愛媛県に分布し、四国山地の林の中に生える。
分類上は、関東地方の北部に分布する郭公草(カッコソウ)の変種とされている。
園芸目的の採集で個体数を減らしている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は10~20センチくらいである。
根際から生える葉は直径5~12センチくらいの円形で、質は分厚い。
葉には長い柄があり、つけ根の部分の形は心形である。
葉の縁には手のひら状の浅い切れ込みがあり、表面には皺がある。
葉の柄や太い花茎には、白くて長い毛がたくさん生える。
開花時期は4~5月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径2~3センチくらいの花を数輪つける。
花の色は紅紫色で、稀に白花もある。
花冠は先で5つに分かれ、それぞれの裂片の先は浅く2つに裂ける。
花の真ん中は黄色い。
萼片が長いのが特徴である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Primula はラテン語の「primos(最初)」縮小形である。プリムラ・ベリスが早春に他に花に先駆けて咲くことから名づけられた。
種小名の kisoana は「木曽の」という意味である。
変種名の shikokiana は「四国の」という意味である。
写真は5月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Primula kisoana var. shikokiana


★白花が可憐に似合う郭公草
 咲いてほしいねいついつまでも




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ブルビネ・アビシニカはユリ科ブルビネ属の多年草である。
ブルビネ属はアフリカやオーストラリアの東部に160種くらいが分布する。
分類体系によってはツルボラン科とされる。
本種の原産地はアフリカである。
エチオピアから南アフリカのケープ地方にかけて分布し、標高700~2400メートルの地域に生える多肉植物である。
草丈は50~80センチくらいである。
根際から生える葉は線形で、直立するかアーチ状となる。
開花時期は4~6月くらいである。
茎先に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、黄色い小さな花をたくさんつける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Bulbine はギリシャ語の「bulbos(鱗茎)」からきている。この属の植物のほとんどが球根性であることから名づけられた。
種小名の abyssinica は「アビシニア(エチオピアの地域名)の」という意味である。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Bulbine abyssinica


★日本ではあまり見ないよこの花は
 調べてみようもっと詳しく




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山躑躅(ヤマツツジ)はツツジ科ツツジ属の半落葉低木である。
日本固有種である。
北海道の南西部から九州にかけて分布し、山野の林の中や林の縁に生える。
花の色は普通は朱色だが稀に白花をつけるものがあり、これを白山躑躅(シロヤマツツジ)という。
樹高は1~4メートルである。
葉は楕円形ないし卵状の楕円形で、枝先に集まってつき、互い違いに生える(互生)。
なお、山躑躅(ヤマツツジ)の葉には春葉と夏葉がある。
春につき秋に落ちる葉を春葉という。
夏から秋にかけてつき越冬する葉を夏葉という。
春葉は大きく(長さ2~5センチ)、夏葉は小さい(長さ1~2センチ)。
落葉をするが冬の間も葉があるということで、「半落葉」ないし「半常緑」という分類がされている。
開花時期は4~6月である。
花冠は花径4~5センチの漏斗形で、先が5つに裂ける。
裂片には丸味があり、内側には黄緑色の斑が入る。
雄しべは5本あり、長く伸びて先が上に曲がる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の kaempferi はドイツ人の医師で江戸時代に長崎の出島に赴任した「ケンペル (Engelbert Kaempfer, 1651-1716)さんの」という意味である。
品種名の album は「白い」という意味である。
写真は4月に小石川植物園で撮った。
学名:Rhododendron kaempferi f. album


★朱に交じる白花どこか眩しげに
 若葉の頃を彩り咲いて




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チューリップはユリ科チューリップ属の多年草である。
原産地は地中海沿岸地方から中央アジアにかけた一帯である。
17世紀のオランダで熱狂的なブームを巻き起こした。
今日では園芸品種の数は4000種を超えるという。
夜桜(ヨザクラ)もその中の1つである。
富山県で育成された品種である。
中生咲き(4月中旬から5月上旬)のトライアンフ系(T:Triumph)に含まれる。
一重早咲き系(SE:Single Early)と一重遅咲き系(SL:Single Late)の交雑でできた系統である。
草丈は長茎(55センチから60センチ)である。
根際から生える葉は帯状である。
花の色は赤(マゼンダ)である。
写真は4月に砺波チューリップ公園で撮った。
学名:Tulipa 'Yozakura'


★夜桜に込めた思いを測りつつ
 富山生まれの花に酔いしれ




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チューリップはユリ科チューリップ属の多年草である。
原産地は地中海沿岸地方から中央アジアにかけた一帯である。
17世紀のオランダで熱狂的なブームを巻き起こした。
今日では園芸品種の数は4000種を超えるという。
桃太郎(モモタロウ)もその中の1つである。
富山県で育成された品種である。
中生咲き(4月中旬から5月上旬)のダーウィンハイブリッド系(DH:Darwin Hybrids)に含まれる。
ゲスネリアナ種(Tulipa gesneriana)のダーウィン系を種子親とし、フォステリアナ種(Tulipa fosteriana)を花粉親とする種間交雑種である。
草丈は中茎(40センチから55センチ)である。
根際から生える葉は帯状である。
花の色はピンクで、花冠の底は白い。
写真は4月に砺波チューリップ公園で撮った。
学名:Tulipa 'Momotaro'


★日の本の名をいただいた桃太郎
 色鮮やかな姿を見せて




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