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サルビア・マドレンシスはシソ科アキギリ属(サルビア属)の多年草である。
原産地はメキシコの西部である。
イエロー・マジェスティー(Yellow Majesty)はその園芸品種である。
草丈は150センチから200センチくらいである。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉にはよい香りがある。
開花時期は10月から11月くらいである。
茎先に長い穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、黄色い唇形の花をつける。
写真は11月に千葉市花の美術館で撮った。
学名:Salvia madrensis cv. Yellow Majesty
★秋の陽に照らされ淡い黄金色
背丈も高くまどろむように
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花図鑑
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泡黄金菊(アワコガネギク)はキク科キク属の多年草である。
本州の岩手県から九州の北部にかけて分布し、やや乾いた山麓や土手などに生える。
海外では、朝鮮半島や中国大陸にも分布している。
和名の由来は、密集している花が泡のように見えることからきている。
命名者は牧野富太郎博士である。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
なお、レッドリストでは別名の菊谷菊(キクタニギク)が用いられている。
これは、自生地(京都府菊谷)からきている名前である。
草丈は100センチから150センチくらいである。
茎はよく枝分かれをする。
葉の形は栽培菊に似ていて深い切れ込みがあり、裂片は尖らない。
葉は互い違いに生える(互生)。
開花時期は10月から11月である。
頭花は舌状花も筒状花も黄色で、ひしめき合うように密につく。
花径は15ミリから18ミリくらいと小さい。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Chrysanthemum boreale(=Dendranthema boreale)
★びっしりと寄せ合うように花つけて
泡黄金菊鞠のごとくに
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花図鑑
花磯菊(ハナイソギク)はキク科キク属の多年草である。
分布域は千葉県から静岡県にかけての海岸で、磯菊(イソギク)の分布域に重なる。
磯菊(イソギク)の頭花は黄色い筒状花だけが集まってできているが、花磯菊(ハナイソギク)のほうは周辺部に白い舌状花がついている。
そのため、家菊(イエギク)との間の交雑種だと考えられている。
その原因の多くは「御供えの菊」なのだそうである。
ただし、牧野原色植物図鑑では、海岸に適応するために舌状花を失った磯菊(イソギク)が先祖返りした可能性も指摘している。
草丈は40センチから60センチくらいである。
分厚い葉を上部まで密につける。
開花時期は10月から11月である。
写真は12月に向島百花園で撮った。
学名:Chrysanthemum x marginatum
★少しだけ白い飾りを覗かせて
花磯菊はお洒落に咲いて
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花図鑑
磯菊(イソギク)はキク科キク属の多年草である。
日本固有種である。
千葉県から静岡県にかけて分布し、海岸沿いの岩場や崖に生える。
また、観賞用としても栽培される。
名の由来は、磯に咲く菊というところからきている。
草丈は20センチから40センチくらいである。
葉は互い違いに生える(互生)。
楕円形で、先のほうに浅く2つから3つの切れ込みがある。
葉の質は分厚く、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
表面は濃い緑色で、裏面には白い毛が密生している。
海岸の崖地という乾燥しやすい生育地に適応したものである。
開花時期は9月から11月である。
茎先に黄色い小さい花(頭花)を散房状(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)につける。
頭花に舌状花はなく、筒状花のみからなる。
なお、同じ分布域に花磯菊(ハナイソギク)がある。
こちらは周辺部に白い舌状花がついている。
家菊(イエギク)との交雑種と考えられている。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Chrysanthemum pacificum
★風強き磯に這い咲く磯菊は
黄の小花つけ秋を知らせて
☆縁取りの葉も美しく磯菊は
磯の岩地に彩り添えて
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