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丸山秋海棠(マルヤマシュウカイドウ)はシュウカイドウ科シュウカイドウ属の多年草である。
沖縄県八重山諸島の石垣島、西表島に分布し、渓流沿いの岩場に生える。
海外では、台湾にも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
草丈は30センチから40センチくらいである。
根際から生える葉は卵形で長い柄があり、縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
開花時期は6月から11月くらいである。
茎先に集散花序(茎先に花がつき、少し下から横枝が出てその先にも花がつく)を出し、白ないし淡い紅色の花をつける。
花被片は4枚である。
外側の2枚(萼片)が大きく、内側の2枚(花弁)が小さい。
なお、同じ地域に紅頭秋海棠(コウトウシュウカイドウ)が分布する。
こちらのほうは開花時期が早く、葉は腎形でぎざぎざ(鋸歯)が細かいなどの違いがある。
写真は10月につくば植物園の絶滅危惧植物展で撮った。
学名:Begonia formosana
★日本の南の果てで咲くという
秋海棠は色美しく
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