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蒴くず(ソクズ)はスイカズラ科ニワトコ属の多年草である。
本州から九州にかけて分布し、山野や川沿いなどに生える。
海外では、中国やタイにも分布する。
草丈は100センチから150センチくらいである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、向かい合って生える(対生)。
小葉は細く先が尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7月から11月である。
茎の先に白い小さな花をびっしりとつける。
花には蜜はなく、花の脇に黄色の皿のような部位があり、そこに蜜をためている。
漢方では根や葉を干した物を浴用や薬用にする。
和名は、漢名の「蒴(そく)だく」に由来する。
別名を草接骨木(クサニワトコ)という。
これは葉が接骨木(ニワトコ)に似ていることからきている。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Sambucus chinensis
★茎の先白い小花をびっしりと
つけてソクズは時を迎えて
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