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カルミアはツツジ科カルミア属の常緑低木である。
原産地は北アメリカの東部である。
別名をアメリカ石楠花(アメリカシャクナゲ)ともいう。
東京都がアメリカへ贈ったサクラの返礼として、日本へは昭和4年に渡来した。
樹高は1~2メートルである。
葉は長い楕円形で、枝先に集まって互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の質は革質で、艶がある。
開花時期は5~6月である。
枝先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、白ないし淡い紅色の花をたくさんつける。
蕾は「金平糖」のような形である。
花冠は先が浅く5つに裂けて、五角形の皿形になる。
花冠の内側に濃い紅色の斑点、真ん中に折れ線のような筋が入る。
花径は2センチくらいである。
雄しべは10本、雌しべは1本で、花冠から飛び出す。
萼片は5枚で、腺毛(粘着物質を出す毛)が生える。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Kalmia latifolia
★鈴なりの鐘をいっぱいぶら提げた
カルミアの音のさざめくばかり
花図鑑
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