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大黄花酢漿草(オオキバナカタバミ)はカタバミ科カタバミ属の多年草である。
原産地は南アフリカのケープ地方である。
日本へは園芸植物として渡来した。
関東地方より南では、逸出したものが野生化して道端などに生えている。
草丈は10~30センチくらいである。
根際から生える葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)である。
小葉の形は倒心形である。
色は明るい緑色で、暗い紫色の斑が入る。
開花時期は4~9月である。
茎先に散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、大きな黄色い花をつける。
花径は3~4センチくらいあり、花びらは5枚である。
花も葉も陽が射すと開き、曇ると閉じる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
英名はバターカップ・オキザリス(buttercup oxalis)である。
「バターカップ」はキンポウゲの仲間のことである。
学名からオキザリス・ペスカプラエないしオキザリス・セルヌアとも呼ばれる。
属名の Oxalis はギリシャ語の「oxys(酸っぱい)」に由来する。この属の植物にはしゅう酸を含み酸っぱいものが多いことからきている。
種小名の pes-caprae は「山羊の足」という意味である。先が割れた形をたとえている。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Oxalis pes-caprae
★見つけたよやっと開いたこの花を
春の陽射しに溶け込むような
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