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角胡麻(ツノゴマ)はツノゴマ科ツノゴマ属の一年草である。
原産地は北アメリカの南部からメキシコにかけてである。
和名の由来は、角のついた実ができるところからきている。
アメリカでは、若い果実はユニコーンに、黒く成熟した果実はデビルクロー(悪魔の爪)に譬えられる。
若い果実は中身が肉質で、ピクルスとして食用にされる。
熟した果実が絡まりつくと、なかなか取り除くことができない困り者である。
草丈は60~100センチくらいである。
全体に毛が生え、ネバネバした粘液で被われている。
葉は心形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁は波打つ。
開花時期は5~7月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、乳白色ないし淡いピンクの花をつける。
花径は5センチくらいある。
花冠は筒状で、先が深く5つに裂ける。
萼片は5枚である。
雄しべは4本で、2本が長い。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Proboscidea louisiana
★怖ろしいデビルクローを隠し持つ
角胡麻の花ただ優しくて
花図鑑
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