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火焔木(カエンボク)はノウゼンカズラ科カエンボク属の常緑高木である。
原産地は北アフリカや東アフリカである。
日本では沖縄に植えられている。
繁殖力が強く、外来生物法では要注意外来生物にあげられている。
樹高は10~20メートルである。
幹は直立をする。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)である。
小葉は楕円形で先が尖る。
開花時期は3~8月である。
暖地では周年開花をする。
枝先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、チューリップに似た鮮やかな紅橙色の花を上向きに房状につける。
この花の様子を「火焔」に見立てたのが名の由来である。
英名はアフリカン・チューリップツリー(African tulip tree)である。
花の色には黄色いものもある。
花の後のできる実は長さが20センチくらいあるさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Spathodea はギリシャ語の「spathe(刀)+oida(似た)」からきている。肉穂花序に似た萼の形から名づけられた。
種小名の campanulata は「鐘形の」という意味である。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Spathodea campanulata
★温室の中は狭いと火焔木
烈火のごとく怒り燃やして
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