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旗竿(ハタザオ)はアブラナ科ハタザオ属の越年草である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、日当たりのよい土手や草原、海岸の砂地などに生える。
海外では、北半球の冷帯、温帯に広く分布する。
草丈は40~80センチくらいである。
茎はほとんど枝分かれをせず、直立する。
高く伸びる茎に小さく目立たない葉がつく。
葉は披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉には毛はなく、葉の根元は矢じり形で茎を抱く。
根際から生える葉には星状毛(星のように放射状に生える毛)がある。
開花時期は4~6月である。
茎先総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな4弁花をつける。
花の後にできる実は長角果(アブラナなどの果実で細長いもの)である。
実は細長く上を向いてつき、鞘の中に種子が2列に並んでいる。
和名の由来は、花の姿を旗竿に見立てたものである。
属名の Arabis は国名の「Arabia(アラビア)」からきている。
種小名の glabra は「無毛の」という意味である。
写真は3月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Arabis glabra
★合戦の轟き消すか風の音
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