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蝦夷の白花下野(エゾノシロバナシモツケ)はバラ科シモツケ属の落葉低木である。
北海道から本州の東北地方北部にかけて分布し、山地の岩場や斜面に生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
樹高は1メートルくらいである。
葉は長さ4センチから8センチの卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁は重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)となるのが特徴である。
開花時期は6月から7月である。
葉の脇に直径5センチくらいの散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を複数出し、白い小さな花をたくさんつける。
花径は6ミリくらいで、花弁は5枚である。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)で、9月ころ熟する。
写真は5月に北大植物園で撮った。
学名:Spiraea miyabei
★真っ白な花の手毬を転々と
つけて皐月の陽射しを浴びて
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