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定家葛(テイカカズラ)はキョウチクトウ科テイカカズラ属の蔓性常緑木本である。
本州から沖縄にかけて分布し、山野の樹木や岩に絡みついて生える。
また、庭木ともされる。
海外では、朝鮮半島、中国などにも分布する。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は分厚く艶がある。
開花時期は5~7月である。
花の色は最初は純白で、終わりに近づくと黄色くなる。
スクリューのような形をしている合弁花で、5つに裂けている。
花のつけ根の筒には雄しべ5本と雌しべが入っている。
花の後には弓形をした実がつく。
実の中から白い毛のついた種子が出てくる。
茎や葉は薬用にされ、鎮痛・強壮などの効果がある。
なお、名は藤原定家にちなんでいる。
また、古名を真拆の葛(マサキノカズラ)という。
天岩戸の神話にちなむ名だという。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Trachelospermum asiaticum
★絡みつく塀一面に咲く花は
天をめざすかプロペラ回し
花図鑑
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