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姫海芋(ヒメカイウ)はサトイモ科ヒメカイウ属の多年草である。
北海道と本州の東北地方(福島県を覗く)及び中部地方(長野、富山)に分布し、低地や山地の水湿地に生える。
環境省のレッドデータブックでは、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
草丈は10~30センチくらいである。
根茎は横に這う。
根際から生える葉は心形で、長い柄がある。
開花時期は6~7月くらいである。
仏炎苞(サトイモ科の肉穂花序に見られる花序を被う大形の苞)は白く、幅の広い卵形である。
花序には花被はない。
花序のほとんどが両性花で、先だけに雄性花をつける。
水芭蕉(ミズバショウ)を小型にしたような花である。
写真は8月に志賀高原の東館山高山植物園で撮った。
学名:Calla palustris
★水芭蕉思わすような姫海芋
小さく咲いてどこか可愛く
花図鑑
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