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松風草(マツカゼソウ)はミカン科マツカゼソウ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の東北地方南部から九州にかけて分布し、山地の林の縁や山道沿いなどに生える。
和名の由来は、秋風に揺れる花姿からきている。
草丈は50~80センチくらいである。
葉は3回3出複葉で、互い違いに生える(互生)。
3出複葉というのは、1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形(三つ葉)のことである。
それが3回枝分かれを繰り返して1枚の葉となる。
小葉は卵を逆さにしたような形(倒卵形)で柔らかく、裏面は白色を帯びている。
大きさは不揃いで、てっぺんの小葉(頂小葉)が大きい。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はなく、先が少し窪む。
葉の裏面には油点(油滴で透明に見える小さい点)があり、独特の香りがする。
開花時期は8~10月である。
枝先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、長めの楕円形をした白い花をたくさんつける。
花びら(花弁)は4枚で、雄しべは7~8本、花柱(雌しべ)は1本である。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、4つに分かれている。
属名の Boenninghausenia はドイツの農学者「ベニングハウゼン(C. M. F. Boenninghausen)さん」の名からきている。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は9月に市川市万葉植物園で撮った。
学名:Boenninghausenia japonica
★涼しげに風に揺られる花姿
松風草は風情に満ちて
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