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マスデバリア・エコはラン科マスデバリア属の多年草である。
ペルーの標高1100~1500メートルに分布する地生種である。
草丈は10センチくらいである。
葉はへら形である。
開花時期は冬である。
花の色は外側が黄色、内側が赤褐色である。
花径は2~3センチである。
属名の Masdevallia はスペイン人の植物学者「マスデバル(J. Masdevall)さん」の名からきている。
種小名の echo はギリシャ神話に登場する森のニンフの名である。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Masdevallia echo
★面白い花の形が目を奪う
なるほどこれはニンフのようだ
植物図鑑
花図鑑
|味の麺匠戸田久|おこめの鬼平|フロム蔵王|花の本屋さん|楽天トラベル|
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提琴桜(テイキンザクラ)はトウダイグサ科タイワンアブラギリ属(ジャトロファ属)の常緑低木である。
属名の片仮名表記は「ヤトロファ属」とするものもある。
原産地は西インド諸島である。
樹高は1~3メートルである。
枝はやや下垂し、楕円形で先の尖った葉がつく。
この葉が鉾葉状になるものがあり、鉾葉提琴桜(ホコバテイキンザクラ)といって区別している。
開花時期は3~9月だが、暖地では周年性がある。
雌雄同株である。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径2~3センチの5弁花を数輪つける。
花の色には濃い紅色や桃色、橙色などある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
「提琴」というのはバイオリンのことである。
葉をバイオリンに見立て、花を桜(サクラ)に見立てたのが名の由来である。
属名の Jatropha はギリシャ語の「iatros(医師)+trophe(栄養)」からきている。この属の1種が薬用とされることから名づけられた。
種小名の hastata は「鉾形の」という意味である。
写真は11月に沖縄県沖縄市の東南植物楽園で撮った。
学名:Jatropha hastata
★葉の形少し変わっているからね
よく見てほしい花も葉っぱも
花図鑑
植物図鑑
紅花臭木(ベニバナクサギ)はクマツヅラ科クサギ属の蔓性常緑低木である。
原産地は西アフリカである。
蔓になって3~4メートルほどに巻きついて伸びる。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は12~3月である。
球状の集散花序(枝先に花がつき、その下から枝が出て花をつけることを繰り返すもの)を出し、肉厚で艶のある鮮やかな紅色の花をつける。
花の後に萼が淡い紫色に色づく。
花の後にできる実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
属名の Clerodendrum はギリシャ語の「cleros(運命)+dendron(樹木)」に由来する。スリランカにあった同属の2種を「幸運の木」「不運の木」と呼んだことからきている。
種小名の splendens は「光輝ある」という意味である。
写真は1月に新宿御苑で撮った。
学名:Clerodendrum splendens
★眩しげな朱染めの花は鞠のよう
紅花臭木はアフリカ育ち
花図鑑
植物図鑑
サイコトリア・プンクタタはアカネ科ボチョウジ属の常緑低木である。
原産地はフロリダ半島である。
樹高は1~2メートルである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は冬である。
枝先に集散花序(茎先に花がつき、少し下から横枝が出てその先にも花がつく)を出し、白い小さな花をつける。
花冠は5つに裂けて横に開く。
花の後にできる実は円形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、赤く熟する。
属名の Psychotria はギリシャ語の「psyche(生命)+trepho(保つ)」からきている。生活力が旺盛なことから名づけられた。
種小名の punctata は「斑点のある」という意味である。
写真は1月につくば植物園で撮った。
学名:Psychotria punctata
★謎多き花の姿の輪郭に
おぼろげながら光を当てて
花図鑑
植物図鑑
テトラネマ・ロセウムはゴマノハグサ科メキシコジギタリス属の多年草である。
原産地は中央アメリカである。
日本へは大正時代に渡来した。
英名はメキシカン・フォックスグローブ(Mexican foxglove)である。
フォックスグローブ(foxglove)は狐の手袋(キツネノテブクロ)のことである。
アルバ(Alba)はその園芸品種で白花種である。
草丈は10~30センチくらいである。
根際から生える葉は卵形で、長さが10センチくらいある。
開花時期は8~10月である。
暖地では周年開花をする。
茎先についた花が次々と咲く。
花は筒状で先が唇形に裂ける。
上の唇は2つに、下の唇は3つに裂ける。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Tetranema はギリシャ語の「tetra(4つの)+nema(糸)」からきている。
種小名の roseum は「バラ色の」という意味である。
品種名の Alba は「白い」という意味である。
写真は2月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Tetranema roseum 'Alba'
★白花がぶらりぶらりと垂れ下がり
口を広げておしゃべりタイム
花図鑑
植物図鑑
カメリア・フルフラケアはツバキ科ツバキ属の常緑低木である。
原産地は台湾、中国、ラオス、ベトナムなどである。
樹高は2~3メートルである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉は長さが10~15センチくらいあり大形である。
葉の色は濃い緑色で、葉脈に沿ってへこむ。
開花時期は11~12月である。
花径は3~4センチで、花の色は白い。
花には仄かな香りがある。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Camellia はイエズス会の宣教師「カメル(G. J. Kamell)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。
種小名の furfuracea は「粉を吹いた」という意味である。
写真は1月に小石川植物園で撮った。
学名:Camellia furfuracea
★謎多き花の姿が少しずつ
明らかになる密かな喜び
花図鑑
植物図鑑
リパリス・モンタナはラン科クモキリソウ属(リパリス属)の多年草である。
ジャワ島、カリマンタン島に分布する着生種である。
草丈は30センチくらいである。
葉は幅の広い卵形である。
開花時期は12~3月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径1センチくらいの紅紫色の花をつける。
属名の Liparis はギリシャ語の「liparos(輝く)」からきている。滑らかで艶のある葉を持つことから名づけられた。
種小名の montana は「山地に生える」という意味である。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Liparis montana
★めずらしい咲き方をするリパリスに
驚きながらカメラを向けて
花図鑑
植物図鑑
オンシジウム・オルニトリンクムはラン科オンシジウム属の多年草である。
原産地はメキシコ、コスタリカ、グアテマラ、コロンビアなどである。
標高1500メートルまでの熱帯雨林に分布する着生種である。
属名の読み方は「オンシディウム」とするものもある。
種小名の読み方は「オーニトリンクム」や「オーニソリンカム」とするものもある。
草丈は20センチくらいである。
葉は披針形である。
開花時期は12~1月である。
アーチ状になった花茎に花径2センチくらいの桃色の花をたくさんつける。
唇弁は黄色い。
花には甘い香りがある。
属名の Oncidium は、ギリシャ語の「onkidion(小さな突起)」からきている。小さな突起のある唇弁の形を表したものである。
種小名の ornithorhynchum は「鳥のくちばしのような」という意味である。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Oncidium ornithorhynchum
★鈴なりのピンクの花が可愛いね
香り仄かなオルニトリンクム
花図鑑
植物図鑑
スパトグロッティス・ポルツスフィンシーはラン科コウトウシラン属(スパトグロッティス属)の多年草である。
ニューギニア島に分布する地生種である。
草丈は50~100センチくらいである。
葉は細長い披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は周年である。
長く伸びた花茎の先に花径5センチくらいの紅色の花を数輪つける。
唇弁には黄色い斑が入る。
花にはかすかな香りがある。
属名の Spathoglottis はギリシャ語の「spatha(刀)+glossa(舌)」からきている。唇弁の裂片の形から名づけられた。
種小名の portus-finschii は「(ニューギニアの)フインシュ港の」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Spathoglottis portus-finschii
★調べてもあまり情報ないけれど
鮮やかな色熱帯の花
花図鑑
植物図鑑
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