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ファレノプシス・ローウィーはラン科コチョウラン属(ファレノプシス属)の多年草である。
タイ、ミャンマー、カリマンタン島などに分布する着生種である。
草丈は20センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、分厚い。
開花時期は11~2月くらいである。
花茎の先に花径5センチくらい白ないしピンク花をつける。
唇弁には濃い紅色が混じる。
属名の Phalaenopsis はギリシャ語の「phalaina(蛾)+opsis(似る)」からきている。花の形が蛾に似ていることから名づけられた。
種小名の lowii はイギリス人の植物収集家「ロー(H. Low)さんの」という意味である。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Phalaenopsis lowii
★小振りだがしっかりとした花が咲く
南の島に蝶舞うように
花図鑑
植物図鑑
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男蓬(オトコヨモギ)はキク科ヨモギ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、山野や土手に生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、フィリピン、インド、アフガニスタンなどにも分布する。
草丈は50~100センチくらいになる。
蓬(ヨモギ)と違い、葉や茎には綿毛がほとんどない。
葉はへら形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先には浅いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の側面にはぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は8~11月である。
円錐状の花穂に淡いクリーム色をした花(頭花)をたくさんつける。
花は片側に偏ることが多い。
花の周りには卵形の総苞(花序全体を包む葉の変形したもの)がつく。
花の後にできる実は無毛のそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
和名の由来は、花も実も小さいので種はできないと思われ、男の蓬(ヨモギ)とされた。
属名の Artemisia はギリシャ神話の女神「アルテミス(Artemis)」からきている。この属の植物が婦人病に効くということから名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は9月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Artemisia japonica
★突き出した男艾の花の穂は
秋の陽浴びて風に揺ら揺ら
花図鑑
植物図鑑
ランタナはクマツヅラ科ランタナ属の常緑低木である。
原産地は南アメリカである。
和名を七変化(シチヘンゲ)というように、花の色が黄色から橙色、赤色へと変化する。
黄花ランタナ(キバナランタナ)は園芸品種で、花の色が黄色から変化をしない。
樹高は50~100センチくらいである。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉には短い柄があり、艶があって縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6~11月である。
暖地では周年開花をする。
散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、小さな黄色い花をつける。
属名の Lantana はヨーロッパ産の「Viburnum lantana」 からの転用である。花の形や花序が似ていることから転用された。
種小名の hybrida は「交配種の」という意味である。
写真は11月に沖縄県本部町の熱帯・亜熱帯都市緑化植物園で撮った。
学名:Lantana x hybrida
★七変化するが妙味のランタナを
黄花のままにするも妙味や
花図鑑
植物図鑑
メリケン葎(メリケンムグラ)はアカネ科オオフタバムグラ属の一年草である。
原産地は北アメリカである。
日本へは戦後に侵入し、本州の関東地方から九州にかけて帰化している。
生育地は、水田の畦道や川原である。
草丈は10~80センチくらいである。
茎の断面は四角形で、地面を這って広がる。
葉は細長い楕円形で向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6~9月である。
葉の脇に花径1センチくらいの白い小さな花をつける。
花冠は筒形で、先は4つに裂ける。
一日花である。
花冠の内側には毛が生える。
雌しべは花冠から飛び出している。
属名の Diodia はギリシャ語の「diodos(通過する)」からきている。
種小名の virginiana は「バージニアの」という意味である。
写真は9月に木場公園の外来植物園で撮った。
学名:Diodia virginiana
★なかなかに可愛い花の咲き方と
名の可笑しさに笑みの零れて
花図鑑
植物図鑑
バルサム菊(バルサムギク)はキク科キク属の多年草である。
バルサムギク属として独立させる考え方もある。
原産地は西アジアである。
レモンとミントの香りが特徴である。
ハーブティー、サラダ、ポプリなどに利用される。
英名はコストマリー(costmary)である。
草丈は50~100センチくらいである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は披針形で、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7~10月である。
葉の脇から柄を伸ばし、先に黄色い花(頭花)を1つずつつける。
花の色は、筒状花も舌状花も黄色い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Chrysanthemum はギリシャ語の「chrysos(黄金色)+anthemon(花)」からきている。
種小名の balsamina はラテン語の「balsamum(バルサムの木)」からきている。香りや香味が似ていることから。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Chrysanthemum balsamita
★強い香が眠気を覚ます役割を
果たしたというバルサム菊は
花図鑑
植物図鑑
紀伊潮菊(キイシオギク)はキク科キク属の多年草である。
別名を紀国潮菊(キノクニシオギク)ともいう。
三重県の志摩半島から和歌山県の日ノ御碕までの海岸に分布する。
房総半島から東海地方にかけて分布する磯菊(イソギク)と四国に分布する潮菊(シオギク)との中間的な形態である。
分類上は、潮菊(シオギク)の変種とされている。
草丈は30~50センチくらいである。
葉は倒披針形ないし倒卵形である。
開花時期は10~12月である。
茎先から柄を伸ばして、小さな黄色い花(頭花)をつける。
花は筒状花だけからなる。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Chrysanthemum は「chrysos(黄金色)+anthemon(花)」からきている。
種小名の shiwogiku は「シオギク」のことである。
変種名の kinokuniense は「紀の国(和歌山県)の」という意味である。
写真は11月につくば植物園で撮った。
学名:Chrysanthemum shiwogiku var. kinokuniense
★好い所いただきますよ少しずつ
紀伊潮菊はここだけの花
花図鑑
植物図鑑
オドントグロッスム・ハリーアヌムはラン科オドントグロッスム属の多年草である。
属名の読み方は「オドントグロッサム」とするものもある。
原産地はコロンビア、ペルーで、中高地に生える着生種である。
草丈は90~120センチくらいである。
葉は長い披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は夏から秋である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、黄色に暗い赤褐色の斑の入る花をたくさんつける。
花径は12センチくらいである。
唇弁には紫色の斑が入り、先端が白い。
花の香りは強い。
属名の Odontoglossum はギリシャ語の「odontos(歯)+glossa(舌)」からきている。
種小名の harryanum はイギリスの園芸家「ハリー(Harry Veitch)さんの」という意味である。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Odontoglossum harryanum
★咽ぶよな香りを放つランの花
高地に生える熱帯の花
花図鑑
植物図鑑
厚葉君が代蘭(アツバキミガヨラン)はリュウゼツラン科キミガヨラン属(ユッカ属)の常緑低木である。
原産地は北アメリカで、海岸地方に生える。
日本へは明治時代の中期に渡来した。
樹高は2メートルから3メートルである。
根際から生える葉は剣形で分厚く、先に鋭い棘がある。
開花時期は7月から10月くらいである。
茎先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、緑白色の鐘形をした花をたくさんつける。
花はよい香りがする。
虫媒花だが、花粉を運ぶ蛾が日本にはいないので結実しない。
属名の Yucca はハイチでの現地語からきている。
種小名の gloriosa は「立派な」という意味である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Yucca gloriosa
★その違いしかとは知れぬ花ながら
見分けてみよう厚葉なるもの
花図鑑
植物図鑑
山芹(ヤマゼリ)はセリ科ヤマゼリ属の多年草である。
本州から九州にかけた分布し、山地の林の中や谷川沿いに生える。
海外では、朝鮮半島、中国東北部にも分布する。
草丈は60~100センチくらいである。
茎は丸くて中空で、上部で枝分かれをする。
葉は2回羽状複葉である。
羽状複葉というのは、鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成されるものである。
それが2回枝分かれを繰り返して1枚の葉となる。
小葉は卵形で、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)があり、微毛が生える。
開花時期は7~10月である。
枝先に複数の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、小さな白色の花をたくさんつける。
1つ1つの花の花径は3~4ミリで、5枚の花びら(花弁)があり、内側に向けて曲がる。
雄しべは5本である。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
和名の由来は、芹(セリ)に似て山地に生えることからきている。
属名の Ostericum はギリシャ語の「hysterikos(ヒステリー)」からきている。ヒステリーに効くという意味で名づけられた。
種小名の sieboldii は日本植物の研究者「シーボルトの」という意味である。
写真は10月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Ostericum sieboldii
★花の穂の一つや二つ枯れようと
まだまだ元気山芹の花
花図鑑
植物図鑑
マキシラリア・フォエニカンテラはラン科マキシラリア属の常緑多年草である。
ブラジルに分布する着生種である。
草丈は10~15センチである。
葉は披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は秋から冬である。
葉の下に花径2~3センチの黄色い花をたくさんつける。
唇弁は白っぽく、紅色の斑点が入る。
属名の Maxillaria はラテン語の「maxilla(顎の骨)」からきている。ずい柱と唇弁の形が口をひらいた昆虫の形に似ていることから名づけられた。
種小名の phoenicanthera は「美しい紅色の葯の」という意味である。
写真は12月につくば植物園で撮った。
学名:Maxillaria phoenicanthera
★咲き方が変わっているよこの花は
葉っぱの下に敷き詰めるよう
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