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アノダ・クリスタータはアオイ科アノダ属の多年草である。
原産地は北アメリカ、中央アメリカである。
草丈は60~120センチくらいである。
葉は三角形で、互い違いに生える(互生)。
葉と茎には粗い毛が生える。
開花時期は6~11月である。
葉の脇に淡い赤紫色の5弁花を1つずつつける。
花の色には白いものもある。
花は一日花である。
花はつけ根のところで雄しべとくっつき、5本の雄しべも合着して筒状になる。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Anoda cristata
★一日の命なれども次々と
花を咲かせて霜下りるまで
花図鑑
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蒔絵萩(マキエハギ)はマメ科ハギ属の落葉小低木である。
本州から沖縄にかけて分布し、草地や林の中に生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
樹高は30~60センチくらいである。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は楕円形である。
葉の先は丸く、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉の表面は緑色で毛はなく、裏面には短い毛が生える。
開花時期は7~9月である。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、数輪の白い蝶形の花をつける。
花径は5~10ミリくらいで、つけ根の部分に紅色の斑が入る。
花の後にできる実は長さ3~4ミリの豆果(莢の中に種子が入るもの)である。
和名の由来は、細い花柄の先に花をつける様子を蒔絵の筆法に譬えたものだという。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Lespedeza virgata
★品のよい名前の似合う蒔絵萩
よく見てごらん味のある花
花図鑑
ステビアはキク科ステビア属の多年草である。
原産地は南アメリカのパラグアイである。
16世紀ころから甘味料として使用されてきたという。
日本へは1971年に導入され、甘味料として栽培されている。
草丈は50~100センチくらいである。
葉はやや先の尖った楕円形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は9~11月である。
小さく白い花(頭花)が群がって咲く。
低カロリー食品で、糖尿病患者用の食品の甘味料として広く利用されている。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Stevia rebaudiana
★虫たちを群がるように寄せ集め
ステビアの花賑わい咲いて
花図鑑
花縮紗(ハナシュクシャ)はショウガ科シュクシャ属(ヘディキウム属)の常緑多年草である。
原産地はインド、マレー半島である。
日本へは江戸時代に渡来した。
流通名はジンジャーである。
これは英名のジンジャーリリー(ginger lily)やホワイトジンジャー(white ginger)からきたものである。
英名のジンジャー(ginger)は生姜(ショウガ)のことだが、それとは異なる。
花から香水用の精油を取るために栽培され、また観賞用に栽培される。
九州や沖縄では野生化もしている。
草丈は1~2メートルくらいである。
茎の部分は葉鞘(茎を鞘状に包むような形になった葉のつけ根)が折り重なったもので、偽茎と呼ばれる。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7~11月である。
短日植物で、夕方になると香りのよい白い花を開く。
花の仕組みも独特である。
花被片は6枚あるが、外花被3枚は合着して花のつけ根にある。
内花被3枚はつけ根は合着し、先が3つに分かれる。
もう1枚、唇形の花びらがあるが、これは雄しべが花びらの形になっている。
また、飛び出している蘂は、雄しべと雌しべが1つになったものである。
キューバ共和国とニカラグア共和国の国花である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Hedychium coronarium
★仄かなる香り床しき夜の花
真白が冴えるジンジャーリリー
花図鑑
霜柱(シモバシラ)はシソ科シモバシラ属の多年草である。
日本固有種である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、山地の木陰などに生える。
属名の Keiskea は、明治時代の植物学者伊藤圭介さんの名にちなむ。
草丈は40~90センチくらいである。
茎の断面は四角形で硬く、上部で枝分かれをする。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は9~10月である。
上部の葉の脇に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、片側だけに白い唇形の花を並べてつける。
名の由来は、花の姿を霜柱に見立てたものである。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Keiskea japonica
★遠目には白房垂れるその姿
近づき見れば花咲き乱れ
花図鑑
白花曼珠沙華(シロバナマンジュシャゲ)はヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草である。
鍾馗水仙(ショウキズイセン)と彼岸花(ヒガンバナ)との自然交雑種である。
本州の中国地方から沖縄にかけて分布し、道端や土手などに生える。
海外では、朝鮮半島、済州島などにも分布する。
草丈は30~50センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
彼岸花(ヒガンバナ)よりも太く、鍾馗水仙(ショウキズイセン)よりも細い。
葉のある時期には花は咲かず、花期には葉がない。
開花時期は9~10月である。
花の色は白く、ピンクのぼかしの入るものもある。
花びら(花被片)は6枚である。
強く反り返るが、彼岸花(ヒガンバナ)ほどは反り返らない。
また、縁の皺も弱い。
雄しべは6本で、先に花粉をつける。
花粉をつけていないのが雌しべの花柱である。
鱗茎にはアルカロイドを含み、猛毒である。
別名を白花彼岸花(シロバナヒガンバナ)ともいう。
俳句では「曼珠沙華」、「彼岸花」が秋の季語である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Lycoris albiflora
★束の間に果てる夢ならこの夢に
白無垢を着て曼珠沙華咲く
花図鑑
秋明菊(シュウメイギク)はキンポウゲ科イチリンソウ属の多年草である。
原産地は中国である。
観賞用に栽培され、また各地に野生化している。
特に京都の貴船山に多いので貴船菊(キブネギク)の別名がある。
草丈は50~100センチくらいである。
開花時期は9~11月である。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、根際から生える葉と茎につく葉がある。
根際から生える葉のほうが大きい。
茎につく葉は向かい合って生える(対生)。
花柄の先に菊(キク)に似た淡い紅紫色ないし白の花をつける。
ただし、花びらのように見えるのは花片ではなく萼片である。
八重咲きのものは、萼と雄しべが弁化したものである。
花の真ん中には橙色の雄しべと緑色の雌しべがたくさんある。
別名を秋牡丹(アキボタン)ともいう。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Anemone hupehensis var. japonica
★都人忘れられぬか秋牡丹
聴くや聴かずや袖震わせて
花図鑑
朮(オケラ)はキク科オケラ属の多年草である。
本州から九州にかけて分布し、日当たりの良い乾いた草地に生える。
草丈は30~100センチくらいである。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
下部の葉は長い柄があり、羽状に3つから5つに裂ける。
葉の先は尖り、縁には剛毛があって硬い。
開花時期は9~10月である。
淡い紫色または白い鐘形の花(頭花)をつける。
雌雄異株である。
筒状花は先が5つに裂ける。
雌花には花柱(雌しべ)が飛び出している。
雄花には花粉がついている。
花のつけ根には総苞(花序全体を包む葉の変形したもの)がある。
若芽は綿毛をかぶっていて軟らかく、食用にされる。
根茎を干したものを蒼朮(そうじゅつ)・白朮(びやくじゅつ)といい、利尿・健胃薬とされる。
また、邪気をはらう力があるとされ、正月の屠蘇(とそ)にも入れる。
古名は宇家良(ウケラ)で、この名で万葉集に詠まれている。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Atractylodes japonica
★不思議なる力を秘めて咲くおけら
花の姿も謎に包まれ
花図鑑
玉簾(タマスダレ)はヒガンバナ科タマスダレ属の多年草である。
漢字では「珠簾」とも書く。
四季水仙(シキズイセン)という流通名がある。
属名のゼフィランサスの名でも流通している。
ゼフィランサスというのは、ギリシャ神話に登場する西風の神ゼフィロスと、アントス(花)を組み合わせた言葉である。
原産地はペルーである。
耐寒性が強く丈夫な花である。
日本へは明治時代の初期に渡来した。
草丈は15~30センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は8~10月くらいである。
直径3センチくらいの白い花を咲かせる。
花被片は6枚である。
葉の濃い緑色と花被片の白、それに雄しべの黄色の配色が美しい。
玉簾(タマスダレ)の名は、細長く円柱状の葉が集まっている様子を譬えたものである。
写真は8月に埼玉県三郷市で撮った。
俳句の季語は夏である。
学名:Zephyranthes candida
★空仰ぎ花びら広げ玉簾
どうぞわたしを忘れないでね
☆ふんわりと蕾膨らむ玉簾
花びら広げおしゃべりをして
花図鑑
風船葛(フウセンカズラ)はムクロジ科フウセンカズラ属の蔓性多年草である。
原産地は北アメリカの南部である。
現在では東南アジアやアフリカなどに広く分布している。
日本では一年草として栽培される。
また、一部で逸出したものが野生化している。
草丈は3メートルくらいまで伸びる。
葉は2~3回3出複葉で、互い違いに生える(互生)。
3出複葉は三つ葉のことで、それが2~3回枝分かれをして1枚の葉となる。
小葉の形は披針形で先が尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7~11月くらいである。
葉の脇から散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、白い小さな花をつける。
花径は5ミリくらいで、4弁花である。
花の後に、緑色の風船形の実がなる。
酸漿(ホオズキ)のような形で、中空のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)が、風船のように垂れ下がってつく。
種子に白いハート形の斑紋がある。
なお、葛(かずら)は蔓性植物につけられる名である。
写真は9月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Cardiospermum halicacabum
★絡みつき頬膨らめておねだりは
連れて行ってよあの雲の下
花図鑑
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