×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
沢芹(サワゼリ)はセリ科ヌマゼリ属の多年草である。
別名を沼芹(ヌマゼリ)ともいう。
北海道から九州にかけて分布し、低地や山地の湿地に生える。
海外では、朝鮮半島や中国東北部などにも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、沼芹(ヌマゼリ)の名で「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は60~100センチくらいである。
茎は中空で、上部でよく枝分かれをするる
葉は、茎の上部では3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)、下部では1回羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)で7~9枚の小葉からなる。
小葉の形は細長い卵形で、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7~9月である。
茎先に複数の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を組み合わせて出し、小さな白い5弁花をいっぱいつける。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。
属名の Sium はケルト語の「siw(水)」からきている。沼や沢に生える植物であることから名づけられた。
種小名の suave は「素敵な」という意味である。
亜種名の nipponicum は「日本の」という意味である。
写真は8月に日光植物園で撮った。
学名 Sium suave subsp. nipponicum
★水辺には花の姿もすっきりと
沢芹の咲く夏日を浴びて
花図鑑
植物図鑑
PR
この記事にコメントする
カレンダー
カウンター
楽 天
リンク
カテゴリー
最新記事
(06/22)
(06/14)
(06/10)
(05/18)
(05/17)
(05/16)
(05/14)
(05/12)
(05/11)
(05/10)
最新TB
アーカイブ
プロフィール
HN:
龍
性別:
非公開
ブログ内検索
最古記事
(04/11)
(04/12)
(04/13)
(04/14)
(04/15)
(04/16)
(04/17)
(04/18)
(04/19)
(04/20)
アクセス解析