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猫の髭(ネコノヒゲ)はシソ科ネコノヒゲ属の多年草である。
原産地はインドから東南アジアにかけた一帯である。
寒さに弱いので園芸上は一年草扱いをされる。
和名は英名のキャッツウィスカー(cat's whiskers)からきている。
唇形の花の間から伸びる白くて長い雄しべと雌しべを猫の髭に見立てたものである。
草丈は30センチから100センチくらいである。
茎の断面は四角形で、直立をする。
葉は卵形ないし三角形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は鋭く尖り、表面はやや波打つ。
開花時期は6月から11月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、たくさんの花が下から上へと咲き上る。
花の色は白が一般的だが、淡い紫色のものもある。
花の後にできる実は細長い小堅果である。
マレー語のクミスクチンの名でも流通している。
乾燥させたものは、利尿剤や血圧降下剤として利用される。
属名の Orthosiphon は、ギリシャ語の「ortho(真っ直ぐ)+siphon(パイプ)」からきている。
種小名の aristatus は「芒(のぎ)のある」という意味である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Orthosiphon aristatus
★白い毛をぴーんと立てて猫の髭
浴びる陽射しに煌めきながら
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