忍者ブログ
色別・月別の花図鑑です
<< 10  2024/11  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30    12 >>
[718] [717] [716] [715] [714] [713] [712] [711] [710] [709] [708
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

鹿爪草(カノツメソウ)

鹿爪草(カノツメソウ)はセリ科カノツメソウ属の多年草である。
日本固有種である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の林の中に生える。
別名を岳芹(ダケゼリ)という。
草丈は30~50センチくらいである。
茎は直立し、上部で疎らに枝分かれする。
根際から生える葉には長い柄があり、2回3出複葉である。
3出複葉というのは、1つの葉が3つの小葉で構成されている葉のことである。
それが2回枝分かれを繰り返したものが2回3出複葉で、小葉が9枚で1つの葉になる。
茎につく葉は互い違いに生え(互生)、3出複葉である。
小葉は披針形で、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8~10月である。
枝先に複数の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
一つの花は花びらが5枚で、雄しべは5本ある。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、2つのブロックからなる。
和名の由来は、根の形が鹿の爪にていることからきている。
属名の Spuriopimpinella はラテン語の「spurius(異常の)+ミツバグサ属(Pimpinella)」からきている。ミツバグサ属に似ているが異なるという意味で名づけられた。
種小名の calycina は「萼のような」という意味である。
写真は8月に日光植物園で撮った。
学名:Spuriopimpinella calycina


★ひっそりと薄暗がりに花開く
 鹿爪草は恥らうように


鹿爪草(カノツメソウ)

花図鑑
植物図鑑






PR
この記事にコメントする
name
title
color
mail
URL
comment
pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
Secret (チェックを入れると管理人だけに表示できます)
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
カウンター



楽  天
PR


AmazonStore
by amanatu

最新CM
[10/06 ニコラス・屁イジ]
[09/09 龍]
[09/08 ひとえ]
最新TB
プロフィール
HN:
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析




Powered by Ninja Blog    template by Temp* factory    photo by 空色地図 -sorairo no chizu-    icon by Atelier Black/White

忍者ブログ [PR]