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臭木(クサギ)はクマツヅラ科クサギ属の落葉低木である。
北海道から沖縄にかけて分布し、山地の林の縁や川岸などに生える。
海外では、台湾、中国、朝鮮半島にも分布する。
和名の由来は、葉を揉むと独特の臭気があることからきている。
樹高は3~5メートルくらいである。
樹皮は暗い灰色で、縦に裂け目が入る。
葉は大きくて広い卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉の表面は濃い緑色、裏面は白味を帯びた淡い緑色である。
葉の先は鋭く尖り、縁はぎざぎざ(鋸歯)がないものと、低いぎざぎざ(鋸歯)があるものがある。
開花時期は7~9月である。
枝先や上部の葉の脇から長い柄のある集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、白い花をつける。
花はとてもよい香りがする。
合弁花で花冠は5つに裂け、裂片は横に開く。
雄しべ4本と雌しべ1本が花の外に突き出ている。
雄しべは上向きになる場合と下向きに垂れる場合がある。
蕚は紅紫色を帯び、5つに浅く裂ける。
萼片は果実の時期まで残り、星形に開いて紅色に変わる。
実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、藍色に熟する。
実を染料に、若葉を食用にする。
俳句では、「臭木の花」「臭木の実」が秋の季語である。
属名の Clerodendron はギリシャ語の「cleros(運命)+dendron(樹木)」に由来する。スリランカにあった同属の2種を「幸運の木」「不運の木」と呼んだことからきている。
種小名の trichotomum は「3つに分岐した」という意味である。
写真は8月に北大植物園で撮った。
実の写真は10月に小石川植物園で撮った。
学名:Clerodendron trichotomum
★柔らかな香りにつられ近づけば
臭木の花が梢の先に
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