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穂咲き七竈(ホザキナナカマド)はバラ科ホザキナナカマド属の落葉低木である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、山地に生える。
庭木として植えられることも多い。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、シベリアにも分布する。
樹高は2~4メートルくらいである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は細長い楕円形で、先は尖り縁には鋭い重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
小葉が15~23枚で1つの葉となる。
開花時期は6~8月である。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、小さな白い花をいつぱいつける。
花弁数は5枚である。
花弁より長い雄しべがたくさんあり、ふんわりとしている。
花の後にできる実は円柱形の袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
属名の Sorbaria は属名の「Sorbus(ナナカマド属)」からきている。葉が似ていることから名づけられた。
種小名の sorbifolia は「ナナカマド属(Sorbus)のような葉の」という意味である。
写真は6月に鎌倉の光則寺で撮った。
学名:Sorbaria sorbifolia
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