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色別・月別の花図鑑です
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宮古島草(ミヤコジマソウ)

宮古島草(ミヤコジマソウ)はキツネノマゴ科ヒロハサギゴケ属の多年草である。
日本では、宮古島の東平安名岬にのみ分布し、海岸の崖下の砂地や石灰岩上に生える。
海外では、台湾、インドネシア、ニューギニア、ポリネシアなどに分布する。
宮古島は分布域の北限であり、植物地理学上で貴重な存在である。
昭和時代の初期に発見され、名づけられた。
しかし、自生地では既に数個体しか残されていない。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧ⅠA類(CR)に登録されている。
別名を広葉鷺苔(ヒロハサギゴケ)という。
草丈は20センチから30センチくらいである。
茎は地を這って広がり、節から根を出す。
葉は長さ1、2センチの卵円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の両面には軟らかい毛が生える。
葉の縁には波状のぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6月から8月である。
茎先や葉の脇に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、淡い紫色を帯びた白い小さな花を2輪から5輪咲かせる。
花は長さが15ミリくらいである。
花冠は筒状で、先が漏斗状に広がり唇形に裂ける。
上の唇は2つに、下の唇は3つに深く裂ける。
雄しべは4本で、そのうちの2本が長い。
写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Hemigraphis reptans


★自生する花は危うい命だが
 愛し育てる島人のあり


宮古島草(ミヤコジマソウ)

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