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山唐椿(ヤマトウツバキ)はツバキ科ツバキ属の常緑高木である。
原産地は中国南部の雲南省である。
原産地のものは樹高10メートルに達するという。
枝数も葉数も少ない。
葉は長さ5~10センチの長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の色は濃い緑色で艶があり、葉脈がはっきりしている。
葉の先は鋭く尖り、葉の縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は1~3月である。
花径は6~10センチくらいで、花の色は赤い。
花の色には濃淡があり、淡い桃色や濃い桃色のものもある。
花びらの数は6~11枚くらいで、一重咲きのものや半八重咲きのものがある。
属名の Camellia はイエズス会の宣教師「カメル(G. J. Kamell)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。
種小名の reticulata は「網状の」という意味である。
品種名の simplex は「無分岐の」という意味である。
写真は3月に小石川植物園で撮った。
学名:Camellia reticulata f. simplex
★鮮やかな紅も眩しく咲き誇る
山唐椿に感嘆の声
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