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ケストルム・エレガンスはナス科キチョウジ属(ケストルム属)の常緑低木である。
原産地はメキシコである。
和名は紅丁子(ベニチョウジ)という。
別名は紅花夜香花(ベニバナヤコウカ)である。
樹高は1~2メートルである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は細く尖る。
開花時期は2~5月くらいである。
やや垂れ下がった枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、紅紫色をした筒状の花をつける。
花は長さが3~5センチくらいで、香りはあまりない。
花の後には球形の赤い実をつける。
なお、ミソハギ科クフェア属のクフェア・イグネア(Cuphea ignea)も紅丁子(ベニチョウジ)の名で流通しているが、こちらの正式な和名は煙草草(タバコソウ)である。
属名の Cestrum はギリシャ語の「kestron(彫刻刀)」からきている。雄しべの花糸のつけ根に歯のようなものがあることから名づけられた。
種小名の elegans は「優美な」という意味である。
写真は2月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Cestrum elegans
★豪放に花房つけたメキシカン
繊細な名も妙味なるかな
☆紅色のちょうちん袖の花房は
メキシコ産まれとちょっと気取って
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