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イリキウム・ランセオラツムはシキミ科シキミ属の常緑低木ないし高木である。
かつてはモクレン科に分類されていた。
原産地は中国である。
英名はグァンドン・スターアニス(Guangdong star anise)である。
グァンドンは「広東」、スターアニスは「唐樒」のことである。
樹高は3~10メートルくらいである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉はハーブの香りがする。
開花時期は5~6月である。
葉の脇に1~3輪の花をつける。
花の色は紅色で、花被片は10~15枚である。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)の集合果である。
属名の Illicium はラテン語の「illicio(誘惑する)」からきている。植物体に芳香があることから名づけられた。
種小名の lanceolatum は「披針形の」という意味である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Illicium lanceolatum
★紅色の樒の花があるのかと
驚きながらカメラに収め
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