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爪蓮華(ツメレンゲ)はベンケイソウ科イワレンゲ属の多年草である。
北海道と、関東地方以西の本州から九州にかけて分布し、山地の岩場などに生育する。
海外では、朝鮮半島、中国にも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
名の由来は、葉が蓮の花のように輪生し、葉の先が尖って獣の爪のようだというところからきている。
岩蓮華(イワレンゲ)によく似ているが、葉先の部分に違いがある。
草丈は10~30センチくらいである。
根際から生える葉には夏葉と冬葉がある。
夏葉は披針形で、先が針状となる。
冬葉は1センチ以下と小さい。
開花時期は10~11月である。
茎先に穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を立て、白い小花をたくさんつける。
花弁は5枚、雄しべは10本、雌しべは5本である。
裂開する前の葯(雄しべの花粉を入れる袋)が濃い赤色で目立つ。
写真は11月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Orostachys erubescens(=Orostachys japonicus)
★面白い形してるよ爪蓮華
下から上へ花を咲かせて
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