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茶(チャ)はツバキ科ツバキ属の常緑低木である。
単に「茶」と呼んだり「茶の木」と呼んだりする。
原産地は中国の南部とする説が有力である。
日本へは最澄が805年に種子を持ち帰り、比叡山に植えたのが最初という。
若葉を摘んで緑茶や紅茶を作るために、アジア一帯で広く栽植されている。
日本では、暖地では野生化しており、九州には自生するものもある。
日本や中国で栽培されているものは低木だが、インドやスリランカで栽培されているものは高木なのだそうである。
日本のものでも刈り込まなければ5~6メートルに達するらしい。
よく枝分かれをし、細長い卵形で光沢のある濃緑色の葉を互い違いに生やす(互生)。
開花時期は10~12月である。
葉の脇に白い5弁花を少数やや下向きにつける。
花には黄色い雄しべがたくさんある。
花の後にできる実は偏球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、熟すと褐色になって裂開する。
俳句では「茶の花」が冬の季語である。
写真は10月に小石川植物園で撮った。
学名:Thea sinensis
★陽が差すと眩しいからと言い訳し
俯きながら君何思う
花図鑑
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