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大花耳菜草(オオバナミミナグサ)はナデシコ科ミミナグサ属の多年草である。
名は大花の耳菜草(オオバナノミミナグサ)ともいう。
北方領土を含む北海道から本州の東北地方北部にかけて分布し、海岸沿いの草地や岩礫地に生える。
海外では、千島列島、アリューシャン列島からアラスカにかけても分布する。
草丈は15センチから60センチくらいである。
葉は長さ1センチから5センチくらいの長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はなく、先は丸い。
開花時期は6月から8月である。
花径は25ミリから30ミリくらいあり大きい。
花弁の数は5枚で、先が2つに割れる。
萼片は5枚である。
耳菜草(ミミナグサ)の場合は萼片と花弁の長さは同じくらいであるが、本種の萼片は花弁の半分以下の長さである。
雄しべは5本、雌しべは1本である。
写真は6月に富山県の氷見市海浜植物園で撮った。
学名:Cerastium fischerianum
★北の地で開く花びら大きくて
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