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姫岩蓼(ヒメイワタデ)はタデ科オンタデ属の多年草である。
北方領土を含む北海道に分布し、高山の岩場や砂礫地に生える。
海外では、中国の東北部、サハリン、オホーツク、アムール、ウスリー、シベリアなどに分布する。
環境省のレッドデータリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は10~30センチくらいである。
茎は枝分かれをし、地を這うように伸びる。
葉は披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は厚くて先はやや尖り、葉の縁には毛が密生する。
葉のつけ根はくさび形で先が細くなり、柄はない。
雌雄同株である。
開花時期は6~8月である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、小さな花をたくさんつける。
花の色は白ないし淡い紅紫色である。
花弁はなく、花びらのように見えるのは5枚の萼片である。
花の長さは3ミリくらいと極めて小さい。
雄しべは8本で萼片より短い。
雌しべの花柱は3本である。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
秋には黄葉をする。
属名の Pleuropteropyrum はギリシャ語の「pleura(肋)+ pteron(翼)+ pyros(小粒)」からきている。肋に翼のある果実の形から名づけられた。
種小名の ajanense は「(シベリアの)アジャン湾(Ajan)の」という意味である。
写真は5月に神戸の六甲高山植物園で撮った。
学名:Pleuropteropyrum ajanense
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