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磯躑躅(イソツツジ)はツツジ科イソツツジ属の常緑小低木である。
北海道と本州の東北地方に分布し、亜高山や高山の湿原や林の縁に生える。
「磯」の名がつくが海浜植物ではない。
「イソ」は「蝦夷」の転訛したものだと考えられている。
樹高は50センチから100センチくらいである。
葉は披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は厚く、縁は裏面に巻き込む。
葉の裏面には白い毛が生える。
開花時期は6月から7月である。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、小さな白い花を球状につける。
花径は1センチくらいで、花冠は先が5つに裂けて横に開く。
雄しべが長くて花冠から飛び出している。
花には強い芳香がある。
精油には抗菌・殺菌作用があり、アロマテラピーで利用される。
ただし、精油や蜜には揮発性の成分を含むので、長い時間嗅ぐと頭痛や眩暈を引き起こす。
写真は8月に下北半島の恐山で撮った。
学名:Ledum palustre var. diversipilosum
★エとイとの故郷訛り面白く
笑みを漏らしつ磯躑躅見る
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