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サボン草(サボンソウ)はナデシコ科サボンソウ属の多年草である。
シャボン草(シャボンソウ)とも呼ばれる。
原産地はヨーロッパである。
全体にサポニンが多く、古くから洗剤として利用されてきた。
英名はソープワート(soapwort)である。
ワートは雑草のことである。
八重咲きサボン草(ヤエザキサボンソウ)はその変種である。
特徴は、八重咲きをすることである。
雄しべが花弁化したものである。
草丈は50~60センチくらいである。
葉は披針形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は7~9月である。
茎先に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、淡い紅色ないし白い花をつける。
属名の Saponaria はラテン語の「sapo(石鹸)」からきている。粘液質の汁が水に溶けると泡が出ることから名づけられた。
種小名の officinalis は「薬用の」という意味である。
変種名の plena は「八重の」という意味である。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Saponaria officinalis var. plena
★ふさふさと花びらつけてサボン草
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