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セロジネ・モッシアエはラン科セロジネ属の常緑多年草である。
インドの南部に分布し、標高2300~2700メートルに生える着生種である。
草丈は20~25センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は春から夏である。
花の色は白く、唇弁には黄色とオレンジ色が交じる。
花径は6センチくらいである。
花はよい香りがする。
属名の Coelogyne はギリシャ語の「coelos(空洞)+gyne(雌)」からきている。柱頭が窪んでいることから名づけられた。
種小名の mossiae はイギリス人のラン愛好家「モス夫人(Mrs. Moss)の」という意味である。
写真は1月につくば植物園で撮った。
学名:Coelogyne mossiae
★草丈は小さかれども芳しく
開く大輪眩いばかり
花図鑑
植物図鑑
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グランサム椿(グランサムツバキ)はツバキ科ツバキ属の常緑小高木である。
原産地は香港の九竜半島である。
中国名を「大苞白山茶」という。
日本へは昭和時代の中期に渡来した。
樹高は3~8メートルくらいである。
枝を疎らにつける。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の質は厚くて艶があり、葉脈の部分がへこむ。
開花時期は11~2月である。
花の色は白く、花径が10~15センチくらいあり大輪である。
茶(チャ)の花と似た感じで、黄色い雄しべは500本以上ある。
雌しべの花柱の先は5つに裂ける。
花弁は7~10枚くらいで、咲き進むと先が反り返る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Camellia はイエズス会の宣教師「カメル(G. J. Kamell)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。
種小名の granthamiana は「グランサム卿(ホンコン総督)の」という意味である。
写真は1月につくば植物園で撮った。
学名:Camellia granthamiana
★黄の蕊を茂るがごとく突き出して
これを見てねとグランサム椿
花図鑑
植物図鑑
クラリンドウはクマツヅラ科クサギ属の常緑低木である。
分類体系によってはシソ科とされる。
原産地はインドのアッサム地方からヒマラヤにかけた一帯である。
和名の由来は、属名のクレロデンドルムの転訛したものである。
中国名は「垂茉莉」である。
グレープバニラ(grape vanila)、ブライダルベール(bridal's veil)などの英名がある。
学名のクレロデンドルム・ワリキーでも流通している。
樹高は1~2メートルである。
小枝が垂れ下がる。
葉は披針形で、向かい合って生える(対生)。
葉は艶のある緑色をしている。
開花時期は10~12月である。
緑色を帯びた白い花を下垂して咲かせる。
合弁花で花冠は5つに裂け、裂片は横に開く。
長い雄しべが突き出している。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、黒く熟し、星状に開いた赤い萼をつける。
属名の Clerodendrum はギリシャ語の「cleros(運命)+dendron(樹木)」に由来する。スリランカにあった同属の2種を「幸運の木」「不運の木」と呼んだことからきている。
種小名の wallichii はデンマークの植物学者「ウォリッチ(N. Wallich)さんの」という意味である。
写真は11月に新宿御苑で撮った。
学名:Clerodendrum wallichii
★カールした雄しべがとてもチャーミング
クラリンドウは冬に咲く花
花図鑑
植物図鑑
阿房宮(アボウキュウ)はキク科キク属の多年草である。
料理菊(リョウリギク)の1つである。
青森県を中心に生産されている。
花弁を食用とするが、苦みが少なく、香りもよい。
草丈は40センチから60センチくらいである。
葉は羽状に切れ込み、互い違いに生える(互生)。
開花時期は9月から11月くらいである。
花の色は黄色く、八重咲きである。
古くから漢方薬とされていた菊の苦味をおさえて食用に改良したものである。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Chrysanthemum はギリシャ語の「chrysos(黄金色)+anthemon(花)」からきている。
種小名の morifolium は「クワ属(Morus)のような葉の」という意味である。
種小名の Abohkyu は「阿房宮(秦の始皇帝が建てた宮殿)」のことである。
写真は11月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Dendranthemum morifolium 'Abohkyu'
★鮮やかな黄金の色に輝いて
阿房宮咲く海辺の畑
花図鑑
植物図鑑
薩摩野菊(サツマノギク)はキク科キク属の多年草である。
熊本県から鹿児島県にかけての海岸と屋久島に分布し、日当たりのいい場所に生える。
分布域は狭いが個体数は多いという。
栽培菊の原種の1つとなっている。
別名を薩摩野路菊(サツマノジギク)ともいう。
草丈は25~60センチくらいである。
茎は根際から束になって生え(束生)、上部で枝分かれをする。
茎には銀白色の毛が生える。
葉は広めの卵形で、羽状に浅く裂け、互い違いに生える(互生)。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の表面は緑色で縁が白く、裏面には銀白色の毛が生える。
開花時期は11~12月である。
舌状花は白く、真ん中の筒状花は黄色い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Chrysanthemum はギリシャ語の「chrysos(黄金色)+anthemon(花)」からきている。
種小名の ornatum は「華美な」という意味である。
写真は10月に市川市万葉植物園で撮った。
学名:Chrysanthemum ornatum
★びっしりと白い花びら敷き詰めて
薩摩野菊は宴迎えて
花図鑑
植物図鑑
フォリドタ・インブリカタはラン科フォリドタ属の多年草である。
中国南部、フィリピン、ベトナム、マレーシア、インド、ソロモン諸島、オーストラリア、フィジーなどに分布する着生種ないし岩生種である。
愛称をガラガラヘビラン(rattlesnake orchid)という。
草丈は50センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、大きい。
開花時期は秋から冬である。
1センチに満たない小さな花が2列に並んで垂れ下がる。
花の色は白い。
属名の Pholidota はギリシャ語の「pholidotos(うろこのある)」からきている。
種小名の imbricata は「重なり合った」という意味である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Pholidota imbricata
★えっというニックネームに驚いて
花を見つめる似ているかなと
花図鑑
植物図鑑
オキザリス・ナマクエンシスはカタバミ科カタバミ属の多年草である。
原産地は南アフリカにある北ケープ地方のナマクアランドである。
野生の花の楽園といわれている。
草丈は10~30センチくらいである。
根際から生える葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)である。
小葉の形は線形で分厚い。
開花時期は11~12月である。
花径3~4センチの黄色い5弁花をつける。
花弁の外側には赤い縁取りがある。
日当たりがよい場所を好み、曇っていたり日陰になったりすると花を閉じる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
日本で売られているものはオキザリス・フラバ(Oxalis flava)の品種の1つという見方もある。
属名の Oxalis はギリシャ語の「oxys(酸っぱい)」に由来する。この属の植物にはしゅう酸を含み酸っぱいものが多いことからきている。
種小名の namaquensis は「(南アフリカの)ナマクアランドの」という意味である。
写真は10月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Oxalis namaquensis
★鮮やかな黄花はためくエトランゼ
彼方の邦の香り伝えて
花図鑑
植物図鑑
ファレノプシス・デリキオサはラン科コチョウラン属の多年草である。
ドリティス種(Doritis)に分類される場合もある。
インド、スリランカ、マレー半島、ジャワ島、カリマンタン島、フィリピンなどに分布する着生種である。
草丈は20センチくらいである。
葉は大きな楕円形で、肉質である。
開花時期は春から秋である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、花径15~20ミリくらいの小さな花をつける。
花弁は白く、唇弁はピンクである。
属名の Phalaenopsis はギリシャ語の「phalaina(蛾)+opsis(似る)」からきている。花の形が蛾に似ていることから名づけられた。
種小名の deliciosa は「快い」という意味である。
写真は9月に京都府立植物園で撮った。
学名:Phalaenopsis deliciosa
★茎先にぽちっと花をつけてるが
もっといっぱい咲くみたいだよ
花図鑑
植物図鑑
デンドロキルム・コッビアヌムはラン科デンドロキルム属の多年草である。
フィリピンに分布する着生種である。
草丈は30センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は秋から冬である。
花茎は直立ないしアーチ状となる。
花径2センチくらいの白ないし黄色の花をたくさんつける。
唇弁は黄色である。
属名の Dendrochilum はギリシャ語の「dendron(樹)+ cheilos(唇弁)」からきている。
種小名の cobbianum はイギリス人のラン愛好家「カッブ(W. Cobb)さんの」という意味である。
写真は1月につくば植物園で撮った。
学名:Dendrochilum cobbianum
★ネックレス思わすような花茎を
垂らして咲くよコッビアヌムは
花図鑑
植物図鑑
ヒベルティア・デンタータはビワモドキ科ヒベルティア属の常緑低木である。
属名の読み方は「ヒバーティア」とするものもある。
原産地はオーストラリアの東部である。
シドニー沿岸部の林の中に生える。
樹高は1~2メートルである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は冬から春である。
花径3センチくらいの黄色い花をつける。
花弁は5枚である。
属名の Hibbertia はイギリス人の商人で後援者の「ヒバート(G. Hibbert)さん」の名からきている。
種小名の dentata は「鋭い鋸歯の」という意味である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Hibbertia dentata
★日本では滅多に見られぬ花が咲く
目を凝らし見る不思議空間
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