忍者ブログ
色別・月別の花図鑑です
<< 10  2024/11  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30    12 >>
[604] [603] [602] [601] [600] [599] [598] [597] [596] [595] [594
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

出雲小貝母(イズモコバイモ)

出雲小貝母(イズモコバイモ)はユリ科バイモ属の多年草である。
島根県の固有種である。
島根県の東部に2~3の自生地があるだけの稀少植物で、落葉樹の林の中に生える。
1979年発表という新しい植物である。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は10~20センチくらいである。
葉は長さ5~6センチの細長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
あるいは、3枚が輪生する場合もある。
開花時期は3~4月である。
早春に茎と葉を展開して開花し、結実後に地上部は枯れる。
種から花がつくまでは5年くらいかかるという。
花の色は白く、広い鐘形で茎先に1輪の花を下垂させる。
花被片は6枚で、長さは2~3センチである。
花被片の上部に出っ張りはない。
この特徴は甲斐小貝母(カイコバイモ)と似ている。
違いは、花柱(雌しべの一部で柱頭と子房との間の円柱状の部分)に突起がある点や柱頭(雌しべの先端で花粉の付着する部分)がほとんど分裂しないことなどである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Fritillaria はラテン語の「fritillus(チェッカー盤)」からきている。この属の1種の花の模様から名づけられた。
種小名の ayakoana は特異性を発見した「丸山絢子さん」にちなむ。
写真は3月に川口市立グリーンセンターの山野草展で撮った。
学名:Fritillaria ayakoana


★早春の林の中にひっそりと
 花を開くか春の妖精


出雲小貝母(イズモコバイモ)

今日の花ドットコム
花図鑑
PR
この記事にコメントする
name
title
color
mail
URL
comment
pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
Secret (チェックを入れると管理人だけに表示できます)
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
カウンター



楽  天
PR


AmazonStore
by amanatu

最新CM
[10/06 ニコラス・屁イジ]
[09/09 龍]
[09/08 ひとえ]
最新TB
プロフィール
HN:
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析




Powered by Ninja Blog    template by Temp* factory    photo by 空色地図 -sorairo no chizu-    icon by Atelier Black/White

忍者ブログ [PR]