×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
出雲小貝母(イズモコバイモ)はユリ科バイモ属の多年草である。
島根県の固有種である。
島根県の東部に2~3の自生地があるだけの稀少植物で、落葉樹の林の中に生える。
1979年発表という新しい植物である。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は10~20センチくらいである。
葉は長さ5~6センチの細長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
あるいは、3枚が輪生する場合もある。
開花時期は3~4月である。
早春に茎と葉を展開して開花し、結実後に地上部は枯れる。
種から花がつくまでは5年くらいかかるという。
花の色は白く、広い鐘形で茎先に1輪の花を下垂させる。
花被片は6枚で、長さは2~3センチである。
花被片の上部に出っ張りはない。
この特徴は甲斐小貝母(カイコバイモ)と似ている。
違いは、花柱(雌しべの一部で柱頭と子房との間の円柱状の部分)に突起がある点や柱頭(雌しべの先端で花粉の付着する部分)がほとんど分裂しないことなどである。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Fritillaria はラテン語の「fritillus(チェッカー盤)」からきている。この属の1種の花の模様から名づけられた。
種小名の ayakoana は特異性を発見した「丸山絢子さん」にちなむ。
写真は3月に川口市立グリーンセンターの山野草展で撮った。
学名:Fritillaria ayakoana
★早春の林の中にひっそりと
花を開くか春の妖精
今日の花ドットコム
花図鑑
PR
この記事にコメントする
カレンダー
カウンター
楽 天
リンク
カテゴリー
最新記事
(06/22)
(06/14)
(06/10)
(05/18)
(05/17)
(05/16)
(05/14)
(05/12)
(05/11)
(05/10)
最新TB
アーカイブ
プロフィール
HN:
龍
性別:
非公開
ブログ内検索
最古記事
(04/11)
(04/12)
(04/13)
(04/14)
(04/15)
(04/16)
(04/17)
(04/18)
(04/19)
(04/20)
アクセス解析