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大輪延齢草(タイリンエンレイソウ)はユリ科エンレイソウ属の多年草である。
学名のトリリウム・グランディフロルムで表示するものもある。
原産地は北アメリカである。
東部の五大湖地方を中心に東部一帯に広く分布し、林の中などに生える。
草丈は40センチくらいである。
葉は茎先に3枚が輪生する。
葉の形は幅の広い卵形である。
開花時期は4~6月くらいである。
緑色をした外花被片(萼片)と白い内花被片が3枚ずつある。
内花被片は咲き進むと桃色に変わる。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
日本にも自生する大花の延齢草(オオバナノエンレイソウ)と似ているが、それよりも内花被片の幅が広い。
「延齢草」の名の由来は、生薬名からきているという説とアイヌ語の「エマウリ」に由来するという説がある。
属名の Trillium はラテン語の「treis(3)」からきている。葉など3つずつで構成されることから名づけられた。
種小名の grandiflorum は「大きな花の」という意味である。
写真は4月に大阪市の「咲くやこの花館」で撮った。
学名:Trillium grandiflorum
★アメリカと北海道を結ぶ花
延齢草は羽ばたくように
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