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姫茴香(ヒメウイキョウ)はセリ科ヒメウイキョウ属の越年草である。
原産地はヨーロッパである。
栽培の歴史は古く、石器時代の遺跡からも出土しているという。
ヨーロッパではハーブとして親しまれてきた。
英名はキャラウェイ(carraway)である。
日本へは明治時代に渡来した。
草丈は30~80センチくらいである。
葉は2回羽状複葉で、互い違いに生える(互生)。
羽状複葉というのは鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成されるもののことである。
それをもう一度枝分かれさせた先に羽状複葉をつけて1枚の葉となる。
小葉はさらに細かく裂けて糸状となる。
ニンジンの葉のような感じである。
開花時期は5~6月である。
茎先に複数の散形花序(たくさん枝が出て、先に1個つずつ花がつく)を組み合わせて出し、白い小さな花をたくさんつける。
花弁は5枚、萼片も5枚である。
雄しべは5本である。
花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)で、2つのブロックからなる。
葉、根、種子がエッセンシャルオイルや香辛料などに利用される。
また、種子は生薬名を葛ずい子(かつずいし)といい、鎮痙、去痰剤とされる。
属名の Carum はラテン語の「caron(頭)」に由来するキャラウェイの古代のラテン名(careum)からきている。花序ないし実の形を表したものとされる。
種小名の carvi は「キャラウェイ」のことである。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Carum carvi
★西欧の歴史に深くかかわった
姫茴香の花の香を嗅ぎ
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