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四川天の梅(シセンテンノウメ)はバラ科テンノウメ属の常緑低木である。
原産地は中国南西部と台湾である。
樹高は1~4メートルくらいである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は幅の狭い楕円形で艶がある。
小葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
小葉は13~14対くらいつく。
開花時期は5~6月である。
枝先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、梅(ウメ)に似た白い5弁花をつける。
雄しべは20本くらいある。
実は球形で、青色に熟する。
属名の Osteomeles はギリシャ語の「osteon(骨)+melon(リンゴ)」からきている。果実の様子を表したものである。
種小名の schwerinae は人名に由来すると思われるがまだ解明できていない。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Osteomeles schwerinae
★葉と花の少し変わった取り合わせ
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