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ローマンカモミール(Roman chamomile)はキク科カミツレモドキ属の多年草である。
原産地は地中海沿岸地方である。
ジャーマンカモミール(German chamomile)と同様に、花をハーブとして用いる。
草丈は10~30センチくらいである。
根際から枝分かれした茎が地を這って広がる。
葉は羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並んで1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉は細かな線形となる。
本種は葉にもリンゴのような爽やかな香りがある。
開花時期は4~6月である。
茎先に小さな白い花(頭花)をつける。
舌状花は白く、真ん中の筒状花は黄色い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Anthemis はギリシャ語の「anthos(花)」からきている。
種小名の nobilis は「気品のある」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Anthemis nobilis
★カミツレの花もいろいろ種類ある
芝生のようなローマカミツレ
花図鑑
植物図鑑
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吸葛(スイカズラ)はスイカズラ科スイカズラ属の蔓性半常緑低木である。
北海道の南部から九州にかけて分布し、山野の草藪や林の縁に自える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
樹高は3~5メートルくらいである。
枝は長く伸び、長い楕円形をした葉を向かい合って生える(対生)。
開花時期は5~6月である。
ジャスミンのような甘い香りのする白い花を二つずつつける。
花は唇状に大きく2つに裂け、上弁は先が4つに裂けている。
花の色は、白から黄に変化していく。
このことから金銀花(キンギンカ)の別名がある。
花の付け根の部分には蜜がたまっており、花の蜜を吸うことから吸葛(スイカズラ)と呼ばれる。
花の後に球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)ができる。
実は緑色から黒緑色に変化する。
葉、茎、蕾には解毒・利尿作用があり、薬草として用いられる。
吸葛(スイカズラ)のもう1つの名前に忍冬(ニンドウ)というのがある。
これは、冬でも葉が生い茂り寒さに耐えているように見えるところからつけられた名である。
俳句では「忍冬の花」が夏の季語である。
属名の Lonicera はドイツの採集家「ロニツァー(A. Lonitzer)さん」の名からきている。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は6月に東京都薬用植物園で撮った。
実の写真は12月に向島百花園で撮った。
学名:Lonicera japonica
★甘き香で誰を誘(いざな)う吸葛
花の色さえやがて染まりて
花図鑑
植物図鑑
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白花ブラシの木(シロバナブラシノキ)はフトモモ科ブラシノキ属の常緑高木である。
原産地はオーストラリアの東部である。
樹高は5~12メートルくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は硬い革質である。
開花時期は5~7月くらいである。
枝先に長さ5~10センチくらいの穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出し、白ないしクリーム色の花をつける。
ブラシのように見えるのは細長い雄しべである。
花弁や萼片は開花後に落ちてしまう。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
属名の Callistemon はギリシャ語の「kallos(美しい)+ stemon(雄しべ) 」からきている。
種小名の salignus は「ヤナギのような」という意味である。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Callistemon salignus
★紅花と咲き方少し違うかな
びっしりつけた花穂は重く
花図鑑
植物図鑑
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米躑躅(コメツツジ)はツツジ科ツツジ属の半常緑低木である。
北方領土を含む北海道から九州にかけて分布し、山地から亜高山の岩場などに生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
樹高は30~200センチくらいである。
葉は楕円形で、枝の上部に密生して互い違いに生える(互生)。
葉には柄がなく、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉には淡い褐色の軟らかい毛が生える。
開花時期は6~8月である。
枝先に白ないしピンクを帯びた小さな花をつける。
花径1センチくらいである。
花冠は筒状で先が5つに裂け、雄しべ5本が花冠から突き出る。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
和名の由来は、米粒のように小さな白い花が咲くことからきている。
属名の Rhododendron はギリシャ語の「rhodon(バラ)+dendron(樹木)」からきている。紅色の花をつける木という意味で名づけられた。
種小名の tschonoskii は植物収集家「須川長之助さんの」という意味である。
写真は7月に日光植物園で撮った。
学名:Rhododendron tschonoskii
★顔寄せて覗き込むほど小振りでも
わたし躑躅と雄しべを立てて
花図鑑
植物図鑑
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レモンマートル(lemon myrtle)はフトモモ科バクホウシア属の常緑低木である。
マートルというのは銀梅花(ギンバイカ)のことである。
オーストラリアのクィーンズランド州に分布し、標高50~700メートルの熱帯雨林に生える。
また、商品作物として栽培される。
柑橘系芳香成分が多く、「レモンよりレモンの香りがする植物」として人気がある。
樹高は3~20メートルくらいである。
葉は披針形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は革質で艶があり、淡い緑色をしている。
葉の縁には、わずかにぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6~8月くらいである。
枝先に集散花序(茎先に花がつき、少し下から横枝が出てその先にも花がつく)を出し、花径5~7ミリくらいの小さな淡い黄白色の花をたくさんつける。
花弁は5枚で、花の真ん中にあるたくさんの雄しべは花弁よりも長い。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
属名の Backhousia はイギリスの植物学者「バックハウス(J. Backhouse)さん」の名からきている。
種小名の citriodora には「レモンのような香りの」という意味である。
写真は7月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Backhousia citriodora
★レモンよりレモンの香りするという
不思議な樹木レモンマートル
花図鑑
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支那瓜の木(シナウリノキ)はウリノキ科ウリノキ属の落葉小高木である。
分類体系によってはミズキ科とされる。
原産地は中国である。
樹高は5~8メートルくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
若い木では、葉は2つか3つに浅く裂ける。
開花時期は6~7月である。
葉の脇に白い小さな6弁花を垂れ下げてつける。
花弁は細長く、外側に反り返る。
雄しべは12本、雌しべは1本である。
黄色い葯(雄しべの花粉を入れる袋)が目立つ。
花の後にできる実は核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
属名の Alangium はインドのマラバールでの現地語からきている。
種小名の chinense は「中国の」という意味である。
写真は6月に小石川植物園で撮った。
学名:Alangium chinense
★面白い反った姿に笑み漏れる
初めて見たよ支那瓜の花
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ライティア・レリギオサはキョウチクトウ科ライティア属の常緑低木である。
原産地は東南アジアである。
タイやベトナムでは寺院の庭によく植えられるという。
樹高は2~4メートルくらいである。
枝は細く、ブッシュ状に広がる。
葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。
開花時期は6~7月くらいである。
暖地ではほぼ周年開花をする。
花の色は白く、葉の脇に垂れ下がって咲く。
花径は2~3センチで、花冠は5つに裂けて平らに開く。
花にはフルーティな香りがある。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)である。
流通名をおまつりライトの木(オマツリライトノキ)という。
英名はウォータージャスミン(water jasmine)である。
漢名は水梅(スイメイ)である。
属名の Wrightia はイギリスの植物学者「ライト(C. H. Wright)さん」の名からきている。
種小名の religiosa は「宗教的な」という意味である。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Wrightia religiosa
★熱帯の綺麗な庭が似合いそう
うな垂れ咲けば芳香漂い
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藪茨(ヤブイバラ)はバラ科バラ属の落葉低木である。
日本固有種である。
本州の近畿地方の太平洋側と四国、九州に分布し、海岸に近い崖地や山地の林の中に生える。
別名を匂茨(ニオイイバラ)ともいう。
樹高は2~3メートルである。
幹は細長く、枝には疎らに鉤型の棘がある。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉5~7枚で1枚の葉が構成される。
小葉の形は卵形でやや艶があり、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
頂小葉が側小葉より大きく、先は尾状に尖る。
葉の裏面や柄には毛が生える。
開花時期は5~6月である。
枝先に花径1~2センチの小振りの白い花を数輪つける。
紅色のばかしが入るものもある。
花弁は5枚である。
花弁の形は卵倒形で、先がへこむ。
萼片は5枚である。
雄しべは黄色く、たくさんある。
花柱には綿毛が生える。
花はよい香りがする。
花の後にできる実は球形の偽果(子房以外の部分が加わってできている果実)で、赤く熟する。
属名の Rosa はケルト語の「rhodd(赤色)」からきている。
種小名の onoei は明治時代の博物学者「小野職愨さんの」という意味である。
写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Rosa onoei
★小さくてまとまって咲く藪茨
香りにつられ棘に用心
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木葉の随菜(コバノズイナ)はユキノシタ科ズイナ属の落葉低木である。
分類体系によってはズイナ科とされる。
別名をアメリカ随菜(アメリカズイナ)ともいう。
原産地は北アメリカの南東部である。
日本へは明治時代に渡来し、庭木や盆栽とされる。
樹高は1~2メートルである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
日本にも自生する随菜(ズイナ)の葉は丸みを帯びるが、本種は細くて先が尖る。
「随菜」の名の由来は、枝の隋を灯芯に、若葉を食用にしたことからきている。
開花時期は5~6月である。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな花を穂のようにつける。
花はよい香りがする。
花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
秋には紅葉をする。
属名の Itea はギリシャ語で「ヤナギ」を意味する。葉の形が似ていることから転用された。
種小名の virginiana は「バージニアの」という意味である。
花の写真は6月に富山県中央植物園で撮った。
紅葉の写真は12月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
学名:Itea virginica
★仄かなる香りともない穂のような
花を咲かせる木葉の随菜は
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銀梅花(ギンバイカ)はフトモモ科ギンバイカ属の常緑低木である。
原産地は地中海沿岸地方である。
葉には香気があり、古代エジプトの時代から宴席などで利用されてきた。
古代ギリシャでは、月桂樹(ゲッケイジュ)とともに凱旋将兵の頭飾りとされた。
英名はマートル(myrtle)という。
日本へは明治時代の後期に渡来した。
別名を銀香梅(ギンコウバイ)という
樹高は1~3メートルくらいである。
よく枝分かれをし、葉が密生する。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の先は尖り、縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
葉には艶がある。
開花時期は5~6月である。
葉の脇に花径2センチくらいの白い花をたくさんつける。
花弁は5枚で、花の真ん中にあるたくさんの雄しべは花弁よりも長い。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、紫黒色に熟して白い粉をふき、食用になる。
属名の Myrtus はギリシャ神話の女神「ミルシーヌ(Myrsine)」からきているという説がある。
種小名の communis は「普通の」という意味である。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Myrtus communis
★群がりてざわめく姿目に浮かぶ
銀香梅の香り溢れて
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