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カナダ秋の麒麟草(カナダアキノキリンソウ)はキク科アキノキリンソウ属の多年草である。
原産地はカナダの東北部で、空き地や道端などに生える。
日本でも園芸用に栽培されるものが逸出し野生化し、北海道や本州北部に分布している。
草丈は40~120センチくらいである。
茎は硬く、直立をする。
葉は披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7~9月である。
茎先に円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、黄色い小さな花(頭花)をたくさんつける。
花は真ん中に筒状花があり、周りに舌状花がつく。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Solidago はラテン語の「solidus(完全)+接尾語の ago(状態)」からきている。この属のある植物の傷薬としての評判からきたものと思われる。
種小名の canadensis は「カナダの」という意味である。
写真は9月に北大植物園で撮った。
学名:Solidago canadensis
★目の前の利益に走る手軽さが
自然破壊の火種を生んで
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