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色別・月別の花図鑑です
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白糸草(シライトソウ)

白糸草(シライトソウ)はユリ科シライトソウ属の多年草である。
日本原産である。
本州の秋田県から九州にかけて分布し、林の中に生える。
海外では、朝鮮半島にも分布する。
草丈は20センチから40センチくらいである。
葉は長楕円形で、根ぎわに放射状につく。
また、花の下には小さくて細長い葉があり、これが苞である。
開花時期は5月から6月である。
ブラシのように固まって白い花穂をつける。
花びら(花被片)は、長い花びら4枚と短い花びら2枚で1組になっている。
花の名前は、伸びた花被片を白い糸に見立てたものである。
写真は5月に日光植物園で撮った。
学名:Chionographis japonica


★青空になぞり書きする雪の筆
 白糸草の願い知りたく


白糸草(シライトソウ)

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紫(ムラサキ)

紫(ムラサキ)はムラサキ科ムラサキ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の草原に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、アムール地方に分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「IA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
古くは中国最古の薬物書「神農本草経」にも登場し、また万葉集にも多数登場する。
根は乾燥すると紫色となり、紫根(しこん)と呼ばれ、紫の染料として利用されてきた。
また、漢方でも解熱薬、解毒薬、皮膚病の薬などとして用いられる。
草丈は30センチから60センチくらいである。
茎は直立し、上方で枝分かれする。
葉は披針形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6月から7月である。
茎先に小さな白い五弁花をつける。
花の真ん中がへこんでいるのが特徴である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Lithospermum erythrorhizon


★紫の雅は土の下なりと
 軽やかに咲く花は純白


紫(ムラサキ)

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毒痛み(ドクダミ)

毒痛み(ドクダミ)はドクダミ科ドクダミ属の多年草である。
北海道の南部から沖縄にかけて分布し、日陰や湿地に生える。
海外では、東アジアや東南アジアに広く分布する。
草丈は20センチから40センチくらいである。
葉は先の尖った心臓形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は柔らかい。
開花時期は5、6月である。
茎先に十字型の白い花を咲かせる。
花びらのように見えるものは、葉に近い性質をもった総苞と呼ばれるものである。
実際のドクダミには花弁も萼片もない。
花の中央に穂状になっているのは雄しべと雌しべである。
名前の由来は、毒や傷みに効くということから、「毒痛み」が転じたものといわれる。
あるいは、ドクダミの葉は特有の臭気があるため、毒が入っているのではないかということで毒溜め(ドクダメ)と呼ばれるようになり、それがドクダミになったという。
そのほかにもいろいろな説があるらしい。
生薬名を十薬(じゅうやく)といい、整腸、利尿、解毒などの薬効がある。
俳句の季語は夏である。
写真は5月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Houttuynia cordata


★路地裏に十字に開く薬箱
 赤髭先生譬わばドクダミ


毒痛み(ドクダミ)

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白花浜梨(シロバナハマナス)

白花浜梨(シロバナハマナス)はバラ科バラ属の落葉低木である。
基本種の浜梨(ハマナス)は紅色の花をつけるが、稀に白花をつけるものがある。
北方領土を含む北海道に多く、本州では太平洋側は茨城県、日本海側は島根県にかけて分布し、海岸の砂地などに生える。
樹高は100センチから150センチくらいである。
太い枝には針のような棘が密生する。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は長目の楕円形である。
小葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉には艶があり、裏面には毛がたくさん生える。
開花時期は5月から7月くらいである。
枝先に1輪から3輪くらいずつ白い花をつける。
花弁は5枚である。
雄しべはたくさんある。
花には強い香りがある。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Rosa rugosa form. alba


★白花の清かな姿一際に
 目を奪い咲く浜梨の花


白花浜梨(シロバナハマナス)

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未草(ヒツジグサ)

未草(ヒツジグサ)はスイレン科スイレン属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、池沼に生える。
スイレン属の仲間は世界に50種類くらいあるそうだが、日本で自生する唯一のものである。
海外では、中国、台湾、シベリア、インド北部、ヨーロッパ、北アメリカなどに広く分布する。
和名の由来は、未の刻(午後2時)ころに開花するというところからきている。
実際には午前中に花を開き、夕方にはしぼむ。
葉は根際から生えて水面に浮く。
円形でつけ根の部分はやじり形に深く切れ込んでいる。
開花時期は5月から10月くらいである。
花茎の先に花径5センチくらいの白い花をつける。
花弁は8枚から15枚くらいである。
萼片は4枚、雄しべはたくさんある。
一つの花は3日咲いた後、水中に沈んで実をつける。
写真は5月につくば植物園で撮った。
俳句の季語は夏である。
学名:Nymphaea tetragona


★どきどきと胸躍らせて近づけば
 未草咲く清楚な姿


未草(ヒツジグサ)

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一つ葉たご(ヒトツバタゴ)

一つ葉たご(ヒトツバタゴ)はモクセイ科ヒトツバタゴ属の落葉高木である。
原産地は中国福建省で、中国、台湾、朝鮮半島などに分布している。
日本国内では、木曽川流域の東海地方と長崎県対馬に自生している。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
別名を「ナンジャモンジャの木」という。
ナンジャモンジャは、その地方には珍しい樹種や巨木をさす呼称で、一つ葉たご(ヒトツバタゴ)に限定されるものではないのだが、本種をこの名で呼ぶことが多い。
樹高は15メートルから25メートルくらいになる。
葉の形は楕円形で、向かい合ってつける(対生)。
葉には長い柄があり、裏面には毛が生えている。
開花時期は4月から6月である。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白い花をたくさんつくる。
4つに深く裂けた花びらは細く、白糸を束ねたようである。
満開時には、全体に雪が降り積もったように見える。
なお、和名の由来は、「一つ葉のタゴ(トネリコの別名)」からきている。
トネリコが複葉なのに対し、本種が単葉であることを指す。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Chionanthus retusus


★真白に枝を覆ってひらひらと
 ヒトツバタゴは宴迎えて


一つ葉たご(ヒトツバタゴ)

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受咲き大山蓮華(ウケザキオオヤマレンゲ)

受咲き大山蓮華(ウケザキオオヤマレンゲ)はモクレン科モクレン属の落葉小高木である。
公園や庭などに植えられている。
大山蓮華(オオヤマレンゲ)と朴の木(ホオノキ)の自然交雑種と考えられている。
樹高は5メートルから8メートルくらいである。
幹は直立をする。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5月から6月である。
淡い黄白色の大きな花を上向きにつける。
花径は12センチから15センチくらいある。
花被片は9枚である。
淡い紅色の雄しべを上に突き出す。
花には強い芳香がある。
写真は5月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Magnolia x watsonii


★天仰ぎ大輪の花香り立つ
 皐月の空は霞みもとれて


受咲き大山蓮華(ウケザキオオヤマレンゲ)

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深山傍食(ミヤマカタバミ)

深山傍食(ミヤマカタバミ)はカタバミ科カタバミ属の多年草である。
東北地方の南部から四国にかけて分布し、山地や亜高山の林の中に生える。
海外では、中国やヒマラヤにも分布する。
草丈は10センチから20センチである。
地下茎から長い柄を出し、ハート形の小葉を3枚つける。
開花時期は3月から5月である。
茎先に花径3、4センチくらいの白い5弁花を1つつける。
花びらに淡い紫色の筋が入る。
花の色は紅紫色のものもある。
花は日光が当たっていないと開かず、夕方には閉じてしまう。
花の真ん中にはつけ根から5つに分かれた雌しべの花柱があり、周りには10本の白い雄しべがある。
写真は5月に上高地で撮った。
学名:Oxalis griffithii


★少しだけ花びら開けてみようかな
 深山傍食陽にほだされて


深山傍食(ミヤマカタバミ)

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額空木(ガクウツギ)

額空木(ガクウツギ)はユキノシタ科アジサイ属の落葉低木である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、山地に生える。
樹高は1メートルから2メートルである。
幹はよく枝分かれをする。
葉は長さ4センチから8センチくらいの長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には浅いぎざぎざ(鋸歯)があり、先は尖る。
開花時期は5月から6月である。
枝先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、周りには3枚から5枚の萼片をもつ白い装飾花、中央には淡い黄緑色の小さい両性花をたくさんつける。
名の由来は、ガクは「額紫陽花」の略で花の姿をたとえ、ウツギは「空木」で木の姿をたとえたものだという。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Hydrangea scandens


★紫陽花の仲間だけども名は違う
 ややこしいけど額空木咲く


額空木(ガクウツギ)

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花蔓穂蘭(ハナツルボラン)

花蔓穂蘭(ハナツルボラン)はユリ科ツルボラン属の多年草である。
APG植物分類体系ではツルボラン科とされる。
原産地は地中海沿岸地方である。
日本には園芸用として渡来したが、一部で帰化をしているという。
別名を荒地雛百合(アレチヒナユリ)という。
草丈は50センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は4月から5月である。
花は6枚の白い花被片からなる。
花被片には真ん中に赤茶色の縦筋が入り、平開するのでヒトデのようである。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Asphodelus fistulosus


★花茎の途中にぽつり開く花
 ヒトデのようで不思議な気分


花蔓穂蘭(ハナツルボラン)

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