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色別・月別の花図鑑です
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男蓬(オトコヨモギ)

男蓬(オトコヨモギ)はキク科ヨモギ属の多年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、山野や土手に生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国、フィリピン、インド、アフガニスタンなどにも分布する。
草丈は50~100センチくらいになる。
蓬(ヨモギ)と違い、葉や茎には綿毛がほとんどない。
葉はへら形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先には浅いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の側面にはぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は8~11月である。
円錐状の花穂に淡いクリーム色をした花(頭花)をたくさんつける。
花は片側に偏ることが多い。
花の周りには卵形の総苞(花序全体を包む葉の変形したもの)がつく。
花の後にできる実は無毛のそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
和名の由来は、花も実も小さいので種はできないと思われ、男の蓬(ヨモギ)とされた。
属名の Artemisia はギリシャ神話の女神「アルテミス(Artemis)」からきている。この属の植物が婦人病に効くということから名づけられた。
種小名の japonica は「日本の」という意味である。
写真は9月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Artemisia japonica


★突き出した男艾の花の穂は
 秋の陽浴びて風に揺ら揺ら


男蓬(オトコヨモギ)

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バルサム菊(バルサムギク)

バルサム菊(バルサムギク)はキク科キク属の多年草である。
バルサムギク属として独立させる考え方もある。
原産地は西アジアである。
レモンとミントの香りが特徴である。
ハーブティー、サラダ、ポプリなどに利用される。
英名はコストマリー(costmary)である。
草丈は50~100センチくらいである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は披針形で、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は7~10月である。
葉の脇から柄を伸ばし、先に黄色い花(頭花)を1つずつつける。
花の色は、筒状花も舌状花も黄色い。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
属名の Chrysanthemum はギリシャ語の「chrysos(黄金色)+anthemon(花)」からきている。
種小名の balsamina はラテン語の「balsamum(バルサムの木)」からきている。香りや香味が似ていることから。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Chrysanthemum balsamita


★強い香が眠気を覚ます役割を
 果たしたというバルサム菊は


バルサム菊(バルサムギク)

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オドントグロッスム・ハリーアヌム

オドントグロッスム・ハリーアヌムはラン科オドントグロッスム属の多年草である。
属名の読み方は「オドントグロッサム」とするものもある。
原産地はコロンビア、ペルーで、中高地に生える着生種である。
草丈は90~120センチくらいである。
葉は長い披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は夏から秋である。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、黄色に暗い赤褐色の斑の入る花をたくさんつける。
花径は12センチくらいである。
唇弁には紫色の斑が入り、先端が白い。
花の香りは強い。
属名の Odontoglossum はギリシャ語の「odontos(歯)+glossa(舌)」からきている。
種小名の harryanum はイギリスの園芸家「ハリー(Harry Veitch)さんの」という意味である。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Odontoglossum harryanum


★咽ぶよな香りを放つランの花
 高地に生える熱帯の花


オドントグロッスム・ハリーアヌム

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スパソグロティス・アフィニス

スパソグロティス・アフィニスはラン科コウトウシラン属(スパトグロッティス属)の多年草である。
ミャンマー、タイ、マレー半島、ジャワ島などに分布する地生種である。
草丈は30センチくらいである。
葉は線形で、長さが70センチくらいになる。
開花時期は夏から秋である。
花径4センチくらいの黄色い花を数輪つける。
属名の Spathoglottis はギリシャ語の「spatha(刀)+glossa(舌)」からきている。唇弁の裂片の形から名づけられた。
種小名の affinis は「近似の」という意味である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Spathoglottis affinis


★見るほどに不思議な形の花が咲く
 色はシンプル黄一色で


スパソグロティス・アフィニス

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クルクマ・アウストララシカ

クルクマ・アウストララシカはショウガ科ウコン属の多年草である。
原産地はマルク諸島からオーストラリアにかけてである。
草丈は20~40センチくらいである。
葉は大形の披針形(笹の葉のような形)で、先は尖る。
開花時期は8~10月くらいである。
苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)は赤くて大きい。
花は小さくて黄色く、一日花である。
属名の Curcuma はアラビア語の「kurkum(黄色)」からきている。根茎から黄色の色素を得ることから名づけられた。
種小名の australasica は「オーストラリアの」という意味である。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Curcuma australasica


★めずらしい花に出合える喜びを
 噛み締めながらカメラを向けて


クルクマ・アウストララシカ

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キルホペタルム・レピドゥム

キルホペタルム・レピドゥムはラン科シコウラン属の多年草である。
属名の読み方は「シルホペタルム」や「シルホペタラム」とするものもある。
同属はマメヅタラン属(Bulbfyilum)から分離された。
原産地はラオス、ベトナム、マレーシア、スマトラ、カリマンタンなどである。
低地に生える着生種である。
草丈は20センチくらいである。
葉は披針形(笹の葉のような形)である。
開花時期は8~12月くらいである。
花茎に5~8輪くらいの細長い花が放射状につく。
花の幅は7ミリ、長さは25ミリくらいである。
花の色は黄色や紅紫色など個体差がある。
属名の Cirrhopetalum はラテン語の「cirrus(房飾り)」とギリシャ語の「+petalon(花弁)」からきている。
種小名の lepidum は「可愛い」という意味である。
写真は7月に小石川植物園で撮った。
学名:Cirrhopetalum lepidum


★愛らしい姿にふっと笑み漏れる
 南の地に咲くシルホペタルム


キルホペタルム・レピドゥム

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薄黄木犀(ウスギモクセイ)

薄黄木犀(ウスギモクセイ)はモクセイ科モクセイ属の常緑小高木である。
原産地は中国である。
樹高は3~6メートルくらいである。
よく枝分かれをする。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉には両面ともに毛は生えていない。
開花時期は9~10月である。
雌雄異株である。
葉の脇に散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、淡いクリーム色の小さな花をたくさんつける。
花冠は4つに深く裂ける。
花にはよい匂いがある。
花の後にできる実は楕円形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)である。
属名の Osmanthus はギリシャ語の「osme(香り)+anthos(花)」からきている。
種小名の fragrans は「芳しい香りのする」という意味である。
変種名の thunbergii はスウェーデンの植物学者で日本の植物を研究した「ツンベルクさんの」という意味である。
写真は10月に神代植物公園で撮った。
学名:Osmanthus fragrans var. thunbergii


★交雑と想像したがさにあらず
 さすが大陸品種も多く


薄黄木犀(ウスギモクセイ)

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細葉柊南天(ホソバヒイラギナンテン)

細葉柊南天(ホソバヒイラギナンテン)はメギ科ヒイラギナンテン属の常緑低木である。
原産地は中国である。
日本へは明治時代の初期に渡来した。
樹高は1~2メートルである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は細長い楕円形である。
小葉の縁には先が棘状に尖ったぎざぎざ(鋸歯)がある。
近縁種の柊南天(ヒイラギナンテン)に比べて葉が細いのが名の由来である。
開花時期は9~10月である。
葉の脇に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、黄色い小さな花をたくさんつける。
花弁のように見えるのは萼片である。
花弁は萼片の内側にある。
実は球形の液果(果皮が肉質で液汁が多い実)で、翌年の2~3月に藍色に熟する。
柊南天(ヒイラギナンテン)とは開花時期、結実時期が異なる。
属名の Mahonia はアメリカの植物学者「マホン(B. Mc. Mahon)さん」にちなむ。
種小名の fortunei は東アジアの植物採集家「フォーチュンさんの」という意味である。
写真は9月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Mahonia fortunei


★秋に咲く柊南天あるのだと
 樹木の不思議肌で感じて


細葉柊南天(ホソバヒイラギナンテン)

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長実の蔓黄華鬘(ナガミノツルキケマン)

長実の蔓黄華鬘(ナガミノツルキケマン)はケシ科キケマン属の越年草である。
分類体系によってはケマンソウ科とされる。
別名を長実の蔓華鬘(ナガミノツルケマン)ともいう。
北海道から九州にかけて分布し、山地の林の中や林の縁などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国東北部、東シベリアなどにも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
茎は蔓状に長く伸び、100~150センチくらいになって他の草にもたれかかる。
葉は2~3回3出複葉である。
3出複葉というのは、1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形のことである。
2~3回枝分かれを繰り返し、それぞれの先に三つ葉をつけて1つの葉となる。
小葉は3つに深く裂ける。
開花時期は8~10月である。
葉の脇から柄を出して、緑色を帯びた黄色い花を疎らにつける。
花の長さは2センチくらいある。
花の後にできる実は莢が細長いさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、種子が1列に並ぶ。
属名の Corydalis はギリシャ語の「korydallis(ヒバリ)」からきている。長い距のある花の形から連想して名づけた。
種小名の ochotensis は「オホーツク地方の」という意味である。
種小名の raddeana はシベリア植物の研究者「ラッデさんの」という意味である。
写真は10月に軽井沢町植物園で撮った。
学名:Corydalis ochotensis var. raddeana


★ちょっと見は見逃しそうな花だけど
 じっくり見れば何と可愛い


長実の蔓黄華鬘(ナガミノツルキケマン)

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丁字菊(チョウジギク)

丁字菊(チョウジギク)はキク科ウサギギク属の多年草である。
日本固有種である。
本州の日本海側と四国の剣山に分布し、低山から亜高山にかけての湿った草地に生える。
和名の由来は、フトモモ科の丁字(チョウジ)に似ることからきている。
別名を熊菊(クマギク)という。
これは、毛の多いことからつけられた名である。
草丈は30~90センチくらいである。
茎は束になって生え(束生)、上部には白い縮れ毛が密生する。
地下茎は横に這う。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉には柄はなく、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉は分厚く、両面ともざらつく。
開花時期は8~10月くらいである。
茎先に5~10輪くらいの花(頭花)をつける。
花は筒状花のみからなり、花径1センチくらいで黄色い。
総苞(花序全体を包む葉の変形したもの)は筒状である。
花の後にできる実はそう果(果実の中に1つだけ種子があり開かない)で、冠毛は長い褐色である。
属名の Arnica はラテン語の「arnica(子羊)」からきている。
種小名の mallotopus は「mallotos(長い軟毛のある)+pous(足)」からきている。花柄に長い軟毛がたくさん生えることから名づけられた。
写真は8月に志賀高原の東館山高山植物園で撮った。
学名:Arnica mallotopus


★ひっそりと隠れるように丁子菊
 見つけてみれば不思議の姿


丁字菊(チョウジギク)

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