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色別・月別の花図鑑です
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冬苺(フユイチゴ)


冬苺(フユイチゴ)はバラ科キイチゴ属の常緑小低木である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、山地の林の中などに生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
樹高は20~30センチである。
蔓性で枝を這わせて伸び、長いもので2メートルになる。
全体に軟らかい毛が密生する。
葉は円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8~10月くらいである。
枝先や葉の脇に花径1センチくらいの白い花を数輪つける。
花弁は5枚、萼片も5枚である。
雄しべはたくさんある。
花の後にできる実は集合果で、11~1月ころに赤く熟する。
実の直径は1センチくらいで、食べられる。
和名は、果実が冬に熟すことからきている。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Rubus buergeri


★木苺の仲間はいろいろあるんだね
 冬苺の実食べてみたいな



冬苺(フユイチゴ)


花図鑑
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花魁草(オイランソウ)


花魁草(オイランソウ)はハナシノブ科クサキョウチクトウ属(フロックス属)の多年草である。
原産地は北アメリカである。
草丈は60~100センチくらいである。
茎は直立する。
葉は細長い卵形で、向かい合って生える(対生)。
時に3枚が輪生することもある。
葉の柄は短く、茎の上部では茎を抱く。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない(全縁)。
開花時期は6~10月である。
茎先にやや丸い円錐花序を出し(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)、ピラミッド状に固まって花径2~3センチの花をたくさんつける。
花冠は筒部が長く、先が5つに深く裂けて横に開く。
花冠の裂片は襞状に互いに重なる。
萼片は5枚で緑色である。
雄しべは5本である。
花の色は赤紫色や白が中心だが、改良が進んでピンクや紅色など多くの園芸品種が作出されている。
名の由来は、華やかに咲く様子を花魁の姿に見たてたもの、あるいは花の香りが花魁の白粉に似ていることによる。
別名を草夾竹桃(クサキョウチクトウ)ともいう。
これは花が夾竹桃(キョウチクトウ)に似ていることからきている。
また、宿根フロックスの名でも流通している。
芝桜(シバザクラ)も同じ仲間である。
俳句の季語は夏である。
写真は8月に軽井沢町植物園で撮った。
学名:Phlox paniculata


★咲き出づる花魁草に鼻寄せて
 香を確かめる汗かきながら



花魁草(オイランソウ)


花図鑑
水無月(ミナヅキ)


水無月(ミナヅキ)はユキノシタ科アジサイ属の落葉低木である。
糊空木(ノリウツギ)の園芸品種で、花が全部装飾花になっている。
両者の関係は、両性花と装飾花からなる額紫陽花(ガクアジサイ)と装飾花のみの紫陽花(アジサイ)との関係に似ている。
日本原産で、古くから栽培されている。
名の由来は、旧暦の6月(水無月)ころに咲くことからきている。
別名をピラミッドアジサイという。
樹高は2~3メートルくらいになる。
開花時期は7~9月である。
花の色は淡いクリーム色である。
写真は8月に軽井沢町植物園で撮った。
学名:Hydrangea paniculata form. grandiflora


★美しく咲くが定めと水無月は
 重なるように花びらつけて



水無月(ミナヅキ)


花図鑑
仙人草(センニンソウ)


仙人草(センニンソウ)はキンポウゲ科センニンソウ属の蔓性多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、道端や林の縁などに生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国などにも分布する。
茎の長さは数メートルに達する。
葉は3~7枚の小葉からなる羽状複葉で、向かい合って生える(対生)。
小葉はやや光沢があって厚みがある卵形である。
先は尖り、縁にぎざぎざはない(全縁)。
開花時期は8~9月である。
葉の脇に花径2~3センチくらいの白い花を多数つける。
花弁状に見えるのは4枚の萼である。
花の後に、羽毛のあるそう果(果実の中に1つだけ種子があり開かない)を結ぶ。
名の由来は、果実の先につく長い毛を仙人の髭に見立てたものと言われる。
茎や葉にかぶれを起こす有毒物があるが、鎮痛・利尿薬としても利用される。
写真は9月に富山県氷見市で撮った。
学名:Clematis terniflora


★風車ぐるぐる回し遊んだ日
 ふと思い出す髭撫でながら



仙人草(センニンソウ)


花図鑑
海蘭(ウンラン)


海蘭(ウンラン)はゴマノハグサ科ウンラン属の多年草である。
日本原産である。
北海道、本州、四国北部に分布し、海岸の砂地に生える。
名の由来は、海岸に生え花が蘭(ラン)に似ているところからきている。
草丈は10~30センチくらいである。
茎は枝分かれをして斜上ないし匍匐する。
葉は楕円形をしており、肉質で分厚く緑白色である。
葉は向かい合って生える(対生)か束になって生える(輪生)。
茎の上部では互い違いに生える(互生)。
開花時期は7~9月である。
茎先に中央が黄色く周りが白い唇形の花を数個つける。
花の形は園芸品種の金魚草(キンギョソウ)によく似ている。
写真は9月に富山県氷見市で撮った。
学名:Linaria japonica


★ひっそりと砂浜に這う海蘭は
 爽やか色で風に吹かれて



海蘭(ウンラン)


花図鑑
曙草(アケボノソウ)


曙草(アケボノソウ)はリンドウ科センブリ属の越年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の湿原や沢沿いに生える。
海外では、中国やヒマラヤなどにも分布する。
草丈は50~100センチくらいである。
茎の断面は四角い。
葉は長めの卵形で、向かい合って生える(対生)。
葉には縦に3本の葉脈が目立つ。
開花時期は9~10月である。
茎の上部の葉の脇で枝分かれをして、その先に花を1つずつつける。
花の色は白ないしクリーム色である。
花冠は5つに分かれ、内側に少しめくれる。
花びらの中央には黄緑色の2つの蜜腺があり、先のほうは緑黒色の斑点が散りばめられている。
名の由来は、この斑点を夜明けの星座に見立てたものである。
花の真ん中にはとっくりのような花柱(雌しべ)があり、5本の雄しべが取り囲む。
萼片は5枚で、先は尖る。
別名を吉野草(ヨシノソウ)、吉野静(ヨシノシズカ)ともいう。
写真は8月に軽井沢町植物園で撮った。
学名:Swertia bimaculata


★夢ならば覚めてくれるな曙の
 空に浮かびし星のまたたき
☆妖精のお気に入りなの曙草
 胸元飾るボタンにも似て



曙草(アケボノソウ)


花図鑑
犬酸漿(イヌホオズキ)


犬酸漿(イヌホオズキ)はナス科ナス属の一年草である。
北海道から沖縄にかけて分布し、道端や空き地などに普通に生える。
海外でも、温帯から熱帯にかけて広く分布している。
日本には古い時代に入ってきた「史前帰化植物」だと考えられている。
全草が有毒である。
草丈は20~60センチくらいである。
茎は枝分かれをして横に広がる。
葉は幅の広い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉には長い柄がある。
葉の先は尖り、縁には疎らなぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の質は紙質で、短い毛が疎らに生える。
開花時期は8~10月くらいである。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな花を数個ずつつける。
花径は8ミリくらいで、花冠の先は5つに裂け、やや反り返る。
花の後にできる実は球形で、熟すと黒くなる。
写真は9月に川口市安行で撮った。
学名:Solanum nigrum


★たっぷりと毒もちながら涼しげに
 咲けば何やら高貴に見えて


犬酸漿(イヌホオズキ)

花図鑑
アメリカ朝鮮朝顔(アメリカチョウセンアサガオ)


アメリカ朝鮮朝顔(アメリカチョウセンアサガオ)はナス科チョウセンアサガオ属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
乾燥地帯に生え、また観賞用として栽培される。
日本へは明治時代に渡来し、観賞用として栽培されている。
全草が有毒植物である。
草丈は1メートルくらいである。
葉の表面や茎、枝に軟毛が生える。
葉は幅の広い卵形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7~9月くらいである。
白い漏斗形の花を上向きに咲かせる。
花径は10センチ以上あり大きい。
花にはよい香りがある。
花の後にできる実は球形のさく果(熟すと果皮が裂開する果実)で、太くて長い棘がある。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Datura meteloides


★毒草と思えばどこか不気味だが
 甘い香りに吸い寄せられて



アメリカ朝鮮朝顔(アメリカチョウセンアサガオ)


花図鑑
ウインターサボリー


ウインターサボリー(winter savory)はシソ科キダチハッカ属の常緑半低木である。
和名は山木立薄荷(ヤマキダチハッカ)という。
原産地は南ヨーロッパや北アメリカである。
ハーブの一種で、古代ギリシャ・ローマの時代から料理の臭み消しなどに利用されてきた。
日本へは明治時代に渡来した。
樹高は40~80センチくらいである。
葉は披針形で、向かい合って生える(対生)。
葉には艶がある。
開花時期は7~10月くらいである。
白い小さな花をたくさんつける。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Satureja montama


★なるほどね木立薄荷の名が似合う
 香りはどうと鼻寄せながら



ウインターサボリー


花図鑑
アマルクリヌム・ハワルディー


アマルクリヌム・ハワルディーはヒガンバナ科アマルクリヌム属の多年草である。
アマルクリヌム属というのは、どちらも南アフリカ原産のベラドンナリリー(Amaryllis belladonna)とインド浜木綿(インドハマユウ:Crinum moorei)との属間交雑種につけせれた名である。
1920年代にアメリカで作出された。
草丈は60~100センチくらいである。
根際から生える葉は剣形である。
開花時期は8~10月くらいである。
茎先に散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、白ないし淡い紅紫色の花を10数輪つける。
花径は10センチくらいあり、甘い香りがする。
写真は6月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
ドロシーハンニバル(cv. Dorothy Hannibal)という品種である。
学名:x Amarcrinum howardii


★このような人の営みあったかと
 驚くばかりアマルクリヌム



アマルクリヌム・ハワルディー


花図鑑
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