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色別・月別の花図鑑です
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毒痛み(ドクダミ)

毒痛み(ドクダミ)はドクダミ科ドクダミ属の多年草である。
北海道の南部から沖縄にかけて分布し、日陰や湿地に生える。
海外では、東アジアや東南アジアに広く分布する。
草丈は20センチから40センチくらいである。
葉は先の尖った心臓形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は柔らかい。
開花時期は5、6月である。
茎先に十字型の白い花を咲かせる。
花びらのように見えるものは、葉に近い性質をもった総苞と呼ばれるものである。
実際のドクダミには花弁も萼片もない。
花の中央に穂状になっているのは雄しべと雌しべである。
名前の由来は、毒や傷みに効くということから、「毒痛み」が転じたものといわれる。
あるいは、ドクダミの葉は特有の臭気があるため、毒が入っているのではないかということで毒溜め(ドクダメ)と呼ばれるようになり、それがドクダミになったという。
そのほかにもいろいろな説があるらしい。
生薬名を十薬(じゅうやく)といい、整腸、利尿、解毒などの薬効がある。
俳句の季語は夏である。
写真は5月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Houttuynia cordata


★路地裏に十字に開く薬箱
 赤髭先生譬わばドクダミ


毒痛み(ドクダミ)

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白花浜梨(シロバナハマナス)

白花浜梨(シロバナハマナス)はバラ科バラ属の落葉低木である。
基本種の浜梨(ハマナス)は紅色の花をつけるが、稀に白花をつけるものがある。
北方領土を含む北海道に多く、本州では太平洋側は茨城県、日本海側は島根県にかけて分布し、海岸の砂地などに生える。
樹高は100センチから150センチくらいである。
太い枝には針のような棘が密生する。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は長目の楕円形である。
小葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉には艶があり、裏面には毛がたくさん生える。
開花時期は5月から7月くらいである。
枝先に1輪から3輪くらいずつ白い花をつける。
花弁は5枚である。
雄しべはたくさんある。
花には強い香りがある。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Rosa rugosa form. alba


★白花の清かな姿一際に
 目を奪い咲く浜梨の花


白花浜梨(シロバナハマナス)

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未草(ヒツジグサ)

未草(ヒツジグサ)はスイレン科スイレン属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、池沼に生える。
スイレン属の仲間は世界に50種類くらいあるそうだが、日本で自生する唯一のものである。
海外では、中国、台湾、シベリア、インド北部、ヨーロッパ、北アメリカなどに広く分布する。
和名の由来は、未の刻(午後2時)ころに開花するというところからきている。
実際には午前中に花を開き、夕方にはしぼむ。
葉は根際から生えて水面に浮く。
円形でつけ根の部分はやじり形に深く切れ込んでいる。
開花時期は5月から10月くらいである。
花茎の先に花径5センチくらいの白い花をつける。
花弁は8枚から15枚くらいである。
萼片は4枚、雄しべはたくさんある。
一つの花は3日咲いた後、水中に沈んで実をつける。
写真は5月につくば植物園で撮った。
俳句の季語は夏である。
学名:Nymphaea tetragona


★どきどきと胸躍らせて近づけば
 未草咲く清楚な姿


未草(ヒツジグサ)

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一つ葉たご(ヒトツバタゴ)

一つ葉たご(ヒトツバタゴ)はモクセイ科ヒトツバタゴ属の落葉高木である。
原産地は中国福建省で、中国、台湾、朝鮮半島などに分布している。
日本国内では、木曽川流域の東海地方と長崎県対馬に自生している。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
別名を「ナンジャモンジャの木」という。
ナンジャモンジャは、その地方には珍しい樹種や巨木をさす呼称で、一つ葉たご(ヒトツバタゴ)に限定されるものではないのだが、本種をこの名で呼ぶことが多い。
樹高は15メートルから25メートルくらいになる。
葉の形は楕円形で、向かい合ってつける(対生)。
葉には長い柄があり、裏面には毛が生えている。
開花時期は4月から6月である。
枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白い花をたくさんつくる。
4つに深く裂けた花びらは細く、白糸を束ねたようである。
満開時には、全体に雪が降り積もったように見える。
なお、和名の由来は、「一つ葉のタゴ(トネリコの別名)」からきている。
トネリコが複葉なのに対し、本種が単葉であることを指す。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Chionanthus retusus


★真白に枝を覆ってひらひらと
 ヒトツバタゴは宴迎えて


一つ葉たご(ヒトツバタゴ)

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受咲き大山蓮華(ウケザキオオヤマレンゲ)

受咲き大山蓮華(ウケザキオオヤマレンゲ)はモクレン科モクレン属の落葉小高木である。
公園や庭などに植えられている。
大山蓮華(オオヤマレンゲ)と朴の木(ホオノキ)の自然交雑種と考えられている。
樹高は5メートルから8メートルくらいである。
幹は直立をする。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は5月から6月である。
淡い黄白色の大きな花を上向きにつける。
花径は12センチから15センチくらいある。
花被片は9枚である。
淡い紅色の雄しべを上に突き出す。
花には強い芳香がある。
写真は5月に埼玉県花と緑の振興センターで撮った。
学名:Magnolia x watsonii


★天仰ぎ大輪の花香り立つ
 皐月の空は霞みもとれて


受咲き大山蓮華(ウケザキオオヤマレンゲ)

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額空木(ガクウツギ)

額空木(ガクウツギ)はユキノシタ科アジサイ属の落葉低木である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、山地に生える。
樹高は1メートルから2メートルである。
幹はよく枝分かれをする。
葉は長さ4センチから8センチくらいの長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には浅いぎざぎざ(鋸歯)があり、先は尖る。
開花時期は5月から6月である。
枝先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、周りには3枚から5枚の萼片をもつ白い装飾花、中央には淡い黄緑色の小さい両性花をたくさんつける。
名の由来は、ガクは「額紫陽花」の略で花の姿をたとえ、ウツギは「空木」で木の姿をたとえたものだという。
写真は5月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Hydrangea scandens


★紫陽花の仲間だけども名は違う
 ややこしいけど額空木咲く


額空木(ガクウツギ)

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花蔓穂蘭(ハナツルボラン)

花蔓穂蘭(ハナツルボラン)はユリ科ツルボラン属の多年草である。
APG植物分類体系ではツルボラン科とされる。
原産地は地中海沿岸地方である。
日本には園芸用として渡来したが、一部で帰化をしているという。
別名を荒地雛百合(アレチヒナユリ)という。
草丈は50センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は4月から5月である。
花は6枚の白い花被片からなる。
花被片には真ん中に赤茶色の縦筋が入り、平開するのでヒトデのようである。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Asphodelus fistulosus


★花茎の途中にぽつり開く花
 ヒトデのようで不思議な気分


花蔓穂蘭(ハナツルボラン)

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衝羽根空木(ツクバネウツギ

衝羽根空木(ツクバネウツギ)はスイカズラ科ツクバネウツギ属の落葉低木である。
宮城県以南の本州から九州の佐賀県にかけて分布し、日当たりのよい山地に生える。
樹高は1メートルから2メートルくらいである。
樹皮は灰褐色をしている。
葉は向かい合って生える。
幅の広い卵形ないし楕円形で、長さは25ミリから50ミリくらい、幅は20ミリから25ミリくらいである。
葉の表面は緑色、裏面は白っぽい緑色をしている。
葉の縁には不規則なぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5月から6月である。
枝先に白い漏斗形の花を2個ずつつける。
花の長さは2、3センチで、細い筒から急に鐘状に広がる。
先はやや唇状で上唇は2裂、下唇は3裂する。
花の内側に黄色い網目模様が見える。
萼片は5枚である。
名の由来は、プロペラのような萼片を残した実を羽根衝きの羽根にたとえたものである。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名:Abelia spathulata


★花の中黄色い網目が気にかかる
 衝羽根空木の不思議な姿


衝羽根空木(ツクバネウツギ

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白花芋片喰(シロバナイモカタバミ)

芋片喰(イモカタバミ)はカタバミ科カタバミ属の多年草である。
原産地は南アメリカである。
日本へは戦後に渡来した。
現在では、栽培されていたものが逸出して各地で野生化し、道端などに生える。
名の由来は、芋のような塊茎によって増えるところからきている。
白花芋片喰(シロバナイモカタバミ)はその変異個体である。
草丈は10センチから30センチくらいである。
葉は根元から生え、ハート形をした3小葉からなる。
開花時期は4月から9月である。
花茎の先に散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、十数個の花をつける。
花びらは5枚である。
花の色は白く、花弁には縦に筋が入る。
雄しべの葯の色は黄色い。
写真は5月に埼玉県三郷市で撮った。
学名:Oxalis articulata cv. Alba


★爽やかな白花交じる咲き姿
 芋片喰に気品を添えて


白花芋片喰(シロバナイモカタバミ)

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オランダ苺(オランダイチゴ)

オランダ苺(オランダイチゴ)はバラ科オランダイチゴ属の多年草である。
18世紀にオランダの農園で、北アメリカ原産のバージニア苺(バージニアイチゴ)と南アメリカ原産のチリ苺(チリイチゴ)との自然交雑から生じた。
日本へは江戸時代の末期にオランダ人によって伝えられた。
しかし、この段階では観賞用としてしか普及しなかった。
栽培をされ始めるのは明治時代になってからである。
草丈は10センチから25センチくらいである。
葉は小葉3枚が1組となる3出複葉である。
小葉の形は倒卵形で、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
全体にちぢれた毛を密生し、葉の裏面は白っぽい。
根元から走出茎(ランナー)を長く伸ばして繁殖する。
開花時期は4月から7月である。
花径2、3センチの白い5弁花を咲かせ、実をつける。
赤い肉質の部分は花托(花のつけ根)が肥大したものである。
子房(雌しべの下部)が熟してできた果実は表面の窪みについた一つ一つの粒である。
写真は5月につくば植物園で撮った。
学名: Fragaria x ananassa(=Fragaria grandiflora)


★花だって捨てたものではないんだと
 言うがごとくにオランダ苺


オランダ苺(オランダイチゴ)

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