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色別・月別の花図鑑です
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大輪(タイリンオオアマナ)


大輪大甘菜(タイリンオオアマナ)はユリ科オオアマナ属(オーニソガラム属)の多年草である。
原産地はヨーロッパの地中海沿岸地方である。
草地や湿った土地に生える。
学名のオーニソガラム・ナルボネンセで表示するものもある。
草丈は20~40センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は4~6月くらいである。
花茎を伸ばし、先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出して白い花をつける。
花被片は6枚である。
鱗茎は食用になる。
写真は4月につくば植物園で撮った。
学名:Ornithogalum narbonense


★また一つ花の名前が増えたよね
 大甘菜にも種類があって



大輪(タイリンオオアマナ)


花図鑑
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常磐屈曲花(トキワマガリバナ)


常磐屈曲花(トキワマガリバナ)はアブラナ科マガリバナ属(イベリス属)の常緑多年草である。
原産地は地中海沿岸地方から西アジアにかけてで、山地や亜高山の岩礫地に生える。
学名のイベリス・センパビレンスで表示するものもある。
種小名の片仮名表記は「センペルウィレンス」とするものもある。
常磐薺(トキワナズナ)の名を用いるものもあるが、これはアカネ科の植物の正式和名なので用いないほうがいい。
草丈は20~30センチくらいである。
よく枝分かれをし、這って横に広がる。
葉はへら形ないし線形で、互い違いに生える(互生)。
葉の質は分厚く、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4~6月くらいである。
茎先に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、白い小さな花を半球状に集まってつける。
花弁は4枚で、十字状に開く。
萼片は4枚である。
雄しべは6本あり、4本が長い。
雌しべは1本である。
英名はコモン・キャンディタフト(common candytuft)である。
「キャンディタフト」はイベリス属の植物の総称で、砂糖菓子の盛り上がった形に由来する。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Iberis sempervirens


★調べてもわからなかったイベリスの
 謎解き明かし心も晴れて



常磐屈曲花(トキワマガリバナ)


花図鑑
アロニア・メラノカルパ


アロニア・メラノカルパはバラ科アロニア属の落葉低木である。
原産地は北アメリカである。
アロニア属を総称する英名はチョークベリー(chokeberry)である。
同じくアロニア属を総称する通称を西洋鎌柄(セイヨウカマツカ)という。
実の色が赤いものや黒いもの、紫色のものなどがある。
本種はロシアで育種改良されたもので、実の色は黒い。
樹高は1~3メートルくらいである。
幹は直立をする。
葉は幅の狭い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉には艶はなく、裏面には灰色の毛がたくさん生える。
開花時期は4~5月くらいである。
葉の脇に散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、花径15ミリくらいの小さな白い花をつける。
花弁数は5枚で、花の色は淡い紅色を帯びるものもある。
花の後にできる実は直径6ミリくらいの液果(水分が多く柔らかい果皮をもつ果実)で、秋に真っ黒に熟する。
実はジャムやジュース、果実酒などに利用される。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Aronia melanocarpa


★この花はどんな姿で熟すかな
 いつか見たいと楽しみ増やし



アロニア・メラノカルパ


花図鑑
アラビス・スノーキャップ


アラビス・スノーキャップはアブラナ科ハタザオ属の多年草である。
原産地は南ヨーロッパである。
基本種は和名を庭旗竿(ニワハタザオ)という。
本種はその園芸品種である。
草丈は20~30センチである。
根際から生える葉は楕円形で、灰色を帯びる。
開花時期は3~6月くらいである。
茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い4弁花を咲かせる。
雄しべは6本、雌しべは1本である。
写真は3月にJAあゆみ野安行園芸センターで撮った。
学名:Arabis caucasica cv.


★アブラナの仲間と聞いてなるほどな
 花の姿はどこか見慣れて



アラビス・スノーキャップ


花図鑑
花独活(ハナウド)


花独活(ハナウド)はセリ科ハナウド属の大形多年草である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、山野に生える。
茎は太く中空で、草丈は1メートルくらいになる。
葉は3~7枚の小葉からなり、互い違いに生える。
左右に切れ込みがあり、三角形や楕円形の葉が組み合わさる。
開花時期は5~6月である。
たくさんの柄に分かれ、その先に5枚の白い花びらをつける。
それが20~30個集まって傘形になる。
外側の花が大きく、内側の花が小さい。
外側の花びらの先は2つに裂ける。
名前はウコギ科の独活(ウド)に似ていて花が大きく美しいことからつけられた。
若い葉や茎は食べられるが、あまりおいしくはないらしい。
近縁種に大花独活(オオハナウド)がある。
こちらのほうは、北海道から本州の近畿地方にかけて分布している。
写真は5月に小石川植物園で撮った。
学名:Heracleum nipponicum


★花独活と呼ばれてみるも恥ずかしい
 野が似合うからそっとしといて



花独活(ハナウド)


花図鑑
春雪の下(ハルユキノシタ)


春雪の下(ハルユキノシタ)はユキノシタ科ユキノシタ属の多年草である。
本州の関東地方から近畿地方にかけて限られた地域に分布し、山地の渓谷沿いや岸壁などに生える。
草丈は20~50センチくらいである。
茎にはたくさん毛が生えている。
根際から生える葉は円形で、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の色は黄緑色で、白い毛が生えている。
近縁種の雪の下(ユキノシタ)にあるような黄白色の斑は入らない。
開花時期は4~5月である。
花茎を伸ばし、枝分かれをして白い小さな花をつける。
花びらは5枚で、下の2枚が大きい。
雪の下(ユキノシタ)の上側の花びらには紫色の斑があるが、春雪の下(ハルユキノシタ)の斑は黄色い。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Saxifraga nipponica


★爽やかな葉の色似合う花姿
 春雪の下季節に合わせ



春雪の下(ハルユキノシタ)


花図鑑
白雲木(ハクウンボク)


白雲木(ハクウンボク)はエゴノキ科エゴノキ属の落葉高木である。
北海道から沖縄にかけて分布し、山地に生える。
また、庭木ともする。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
樹高は5~15メートルくらいである。
葉の形は倒卵形ないし円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は5~6月である。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い花を垂れ下げる。
花冠は5つに裂け、雄しべは10本である。
花はよい香りがする。
和名の由来は、白い花が密集して咲く様子を白雲になぞらえたものである。
花はエゴノキにそっくりだが、白雲木のほうが葉っぱが大きい。
エゴノキは別名を萵苣の木(チシャノキ)と言うが、白雲木(ハクウンボク)のほうにも大葉萵苣(オオバジシャ)の別名がある。
実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
材は器具や彫刻用に用いられている。
写真は5月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Styrax obassia


★花房が白く煌めき青い空
 プロムナードに初夏を伝えて



白雲木(ハクウンボク)


花図鑑
西洋雲間草(セイヨウクモマグサ)


西洋雲間草(セイヨウクモマグサ)はユキノシタ科ユキノシタ属の常緑多年草である。
原産地は北ヨーロッパである。
別名を洋種雲間草(ヨウシュクモマグサ)ともいう。
また、園芸店では単に雲間草(クモマグサ)としても出回っているが、これは日本に自生する雲間草(クモマグサ: Saxifraga merkii var. idsuroei)とは別のものである。
名の由来は、高い山の雲の間に生えている草というところからきている。
草丈は10~15センチくらいである。
根際から生える葉はくさび状で柄があり、3つに裂ける。
開花時期は1~5月くらいである。
茎が地面を這うように伸び、花径1~2センチの5弁花を咲かせる。
花の色は赤、ピンク、白などがある。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Saxifraga rosacea


★少しだけ花茎立ててほんわかと
 雲間草咲く春はあけぼの


西洋雲間草(セイヨウクモマグサ)


花図鑑
満天星躑躅(ドウダンツツジ)


満天星躑躅 (ドウダンツツジ)はツツジ科ドウダンツツジ属の落葉低木である。
原産地は日本である。
この仲間は東アジアやヒマラヤに10種ほど分布するという。
山地の岩の上などに自生するが、花も紅葉も美しいので庭や公園にも植えられる。
一般家庭にも多く植えられ、刈り込んで生垣などにもしている。
樹高は1~3メートルくらいである。
枝は細く、車輪状に枝分かれをする。
葉は楕円形で、枝先に輪生状に集まって互い違いに生える(互生)。
葉の縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4~5月である。
枝先に白い壷形の花を2~4輪くらい下垂して咲かせる。
長さは7~8ミリで、花冠の先は5つに裂ける。
雄しべは10本である。
花期には木全体が真っ白になることから「満天星」の文字が充てられた。
また、「灯台躑躅」と書くこともあるが、これは枝分かれする形が灯明台に似ていることから充てられたようである。
花色は白のほかに白地に赤い縞模様が入る更紗満天星(サラサドウダン)や赤い花を咲かせる紅花満天星(ベニバナドウダン)などがある。
俳句では満天星(ドウダン)が春の季語である。
写真は4月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Enkianthus perulatus


★ころころと転がるような花の精
 緑の風にそっとほころび
☆天空の星を集めて花咲かせ
 満天星躑躅風に揺れな



満天星躑躅(ドウダンツツジ)


花図鑑
栃の木(トチノキ)


栃の木(トチノキ)はトチノキ科トチノキ属の落葉高木である。
漢字では「橡」とも書く。
低山の渓流に近い肥沃な地に生えるほか、公園などにも植えられている。
樹高は15~20メートルくらいである。
葉は手のひら状の複葉で、向かい合って生える(対生)。
小葉は5~7枚くらいあり、形は楕円形である。
開花時期は5~6月である。
1~2センチの白い4弁花が鈴なりにつく。
花穂は上を向いていて大きいので、花の季節には遠くからでもトチノキだとわかる。
花は蜜源となり、種子は渋をぬいてトチ餅やトチ団子にして食べる。
材は家具や器具に用いる。
俳句では「橡の花」が夏の季語、「橡の実」が秋の季語である。
写真は5月に神代植物公園で撮った。
学名:Aesculus turbinata


★すっと立つ橡の花びら天高く
 青空に映え風は涼しく



栃の木(トチノキ)


花図鑑
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