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色別・月別の花図鑑です
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夜衾草(ヨブスマソウ)

夜衾草(ヨブスマソウ)はキク科コウモリソウ属の多年草である。
北方領土を含む北海道から本州の関東地方にかけて分布し、低地や山地、亜高山のやや湿った林の中や原野に生える。
海外では、朝鮮半島、中国、サハリン、カムチャツカにも分布する。
「夜衾」というのは寝具のことで、コウモリやムササビを指す方言としても使われる。
草丈は100~250センチくらいあり大形である。
茎の内部は中空である。
葉は三角状ほこ形で、縁には細かなぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉の柄には広い翼がある。
開花時期は7~10月である。
茎先に円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、筒状花からなる頭花をたくさんつける。
花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。
若い茎や葉は、「ボウナ」や「ボンナ」と呼ばれ、山菜として利用される。
お浸し、和え物、天ぷらなどにする。
属名の Cacalia はギリシャ語由来の言葉だが、意味ははっきりしていない。
種小名の hastata は植物学者「鉾形の」という意味である。
種小名の orientalis は「東方の」という意味である。
写真は8月に弟子屈町の摩周岳登山口で撮った。
学名:Cacalia hastata subsp. orientalis


★夜衾はコウモリなるかムササビか
 濡れた褥もまた乙なりと


夜衾草(ヨブスマソウ)

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