忍者ブログ
色別・月別の花図鑑です
<< 03  2024/04  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30    05 >>
[690] [689] [688] [687] [686] [685] [684] [683] [682] [681] [680
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

オランダ海芋(オランダカイウ)

オランダ海芋(オランダカイウ)はサトイモ科オランダカイウ属の多年草である。
別名をカラー(Calla)ともいう。
これは以前の分類の名残である。
また、単に海芋(カイウ)としても流通している。
原産地は南アフリカである。
日本へは江戸時代に渡来した。
「海芋」は「海外の芋」といった意味合いである。
国交のあったオランダから伝わったのが和名の由来である。
現在では逸出したものが本州から沖縄にかけて野生化し、湿地に生える。
草丈は30~70センチくらいである。
葉は大形の矢尻形で、長い柄がある。
葉は肉厚で艶があり、少し巻いている。
開花時期は3~7月である。
花のように見える白い部分は、サトイモ科特有の「仏炎苞」という部分である。
漏斗状に巻いている。
真ん中にある直立した黄色い部分が、小花の密生する肉穂花序(花軸が多肉化して花が表面に密生したもの)である。
湿地を好む栽培植物で、花壇や切り花で見かける。
黄色や桃色のものもあるが、中には品種が異なって畑地性のものもある。
花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
俳句では「海芋」が夏の季語である。
なお、花の色が桃色や黄色のものもある。
これらは同じオランダカイウ属だが種が異なる。
属名の Zantedeschia は17世紀イタリアの植物学者「ザンテデスキ(G. Zantedeschi)さん」の名からきている。
種小名の aethiopica は「エチオピアの」という意味である。
写真は5月に鎌倉の長谷寺で撮った。
学名:Zantedeschia aethiopica


★ミラクルな仏炎苞(ぶつえんほう)に包まれて
 カラー囁く内緒話を


オランダ海芋(オランダカイウ)

花図鑑
植物図鑑






PR
この記事にコメントする
name
title
color
mail
URL
comment
pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
Secret (チェックを入れると管理人だけに表示できます)
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
カウンター



楽  天
PR


AmazonStore
by amanatu

最新CM
[10/06 ニコラス・屁イジ]
[09/09 龍]
[09/08 ひとえ]
最新TB
プロフィール
HN:
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析




Powered by Ninja Blog    template by Temp* factory    photo by 空色地図 -sorairo no chizu-    icon by Atelier Black/White

忍者ブログ [PR]