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色別・月別の花図鑑です
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細葉野菊(ホソバノギク)

細葉野菊(ホソバノギク)はキク科シオン属の多年草である。
本州の和歌山県と三重県に分布し、熊野川支流域の湿った岩の上に生える。
別名を紀州菊(キシュウギク)という。
環境省のレッドデータリスト(2007)では、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧ⅠA類(CR)に登録されている。
草丈は30~60センチくらいである。
茎に毛は生えていない。
葉は幅の狭い披針形で、互い違いに生える(互生)。
葉には艶があり、葉脈がへこむ。
開花時期は8~10月くらいである。
花径2センチに満たない小さな白い花(頭花)をつける。
写真は10月に神代植物公園の野草展で撮った。
学名:Aster sohayakiensis


★めずらしい花に出合えた幸運に
 胸ときめかせシャッターを切る


細葉野菊(ホソバノギク)

花図鑑
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銀木犀(ギンモクセイ)

銀木犀(ギンモクセイ)はモクセイ科モクセイ属の常緑小高木である。
原産地は中国である。
樹高は3~6メートルくらいである。
樹皮は淡い灰褐色で、縦に裂け目が入る。
よく枝分かれをする。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉には両面ともに毛は生えていない。
開花時期は10月である。
雌雄異株である。
日本には雄株しか渡来していない。
葉の脇に散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花冠は4つに深く裂ける。
花にはよい匂いがある。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Osmanthus fragrans


★金よりも銀の落ち着き選びたき
 思い燻せど滅びの美学


銀木犀(ギンモクセイ)

花図鑑
屋久島大文字草(ヤクシマダイモンジソウ)

屋久島大文字草(ヤクシマダイモンジソウ)はユキノシタ科ユキノシタ属の多年草である。
鹿児島県屋久島の固有品種である。
標高1000メートル以上の湿った岩上に生える。
分類上は、団扇大文字草(ウチワダイモンジソウ)の型の1つとされている。
草丈は5~10センチくらいである。
根際かせ生える葉は直径1センチくらいで小さい。
葉は5回くらい切れ込み、つけ根の部分が心形なのが特徴である。
開花時期は9~10月である。
茎の上部に散状花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
花は短い花弁3枚と長い花弁2枚とで大の字に見える。
写真は10月に箱根湿生花園で撮った。
学名:Saxifraga fortunei var. obtusocuneata form. minima


★小ささに目を細め見る花なれど
 自然の姿見るは難題


屋久島大文字草(ヤクシマダイモンジソウ)

花図鑑
渋川白菊(シブカワシロギク)

渋川白菊(シブカワシロギク)はキク科シオン属の多年草である。
愛知県と静岡県に分布し、蛇紋岩地に稀に生える。
分類上は、沢白菊(サワシロギク)の変種とされている。
「渋川」というのは静岡県引佐町の渋川温泉のあるあたりの地名で、周辺には岩が露出し植物が生育しにくい蛇紋岩地域がある。
環境省のレッドデータブックでは、「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」である絶滅危惧ⅠA類(CR)に登録されている。
草丈は30~60センチくらいである。
葉は披針形で艶があり、互い違いに生える(互生)。
基本種と違って開花時期にも根生葉が残る。
開花時期は8~10月くらいである。
舌状花ははじめは白く、後に淡い紅色を帯びる。
花径は3センチくらいである。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Aster rugulosus var. shibukawaensis


★渋川と言えばもちろん蛇紋岩
 変わった草木を育む地形


渋川白菊(シブカワシロギク)

花図鑑
白山菊(シラヤマギク)

白山菊(シラヤマギク)はキク科シオン属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、雑木林や道端などに生える。
海外では、朝鮮半島や中国にも分布する。
草丈は80~150センチくらいである。
茎や葉にはざらざらした毛が生えている。
葉は互い違いに生える(互生)。
茎の下部の葉には長い柄があり、心形で先は尖っている。
上部につく葉は細長い楕円形である。
開花時期は8~10月である。
茎先に白い頭花をたくさんつける。
花は舌状花と中心部の筒状花からなる。
白い舌状花の数が少ないので、間が透けて見えるものが多い。
黄色い筒状花も数は多くない。
若苗は食用となり、婿菜(ムコナ)の別名がある。
写真は9月に帯広市野草園で撮った。
学名:Aster scaber


★間の抜けた花だななんて言わずにと
 白山菊はおめかしをして


白山菊(シラヤマギク)

花図鑑
深山冬苺(ミヤマフユイチゴ)

深山冬苺(ミヤマフユイチゴ)はバラ科キイチゴ属の常緑小低木である。
本州の関東地方から九州にかけて分布し、山地に生える。
蔓性で、横に這って長さ30~40センチくらいに伸びる。
枝や葉の柄には細かい棘がある。
葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉は3つから5つに裂け、先は尖る。
葉の縁には細かいぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は9~11月くらいである。
葉の脇から短い円錐花序(枝分かれして全体が円錐状に見える)を出し、花径1センチくらいの白い小さな花を数個つける。
花弁は5枚で、萼片よりも短い。
実は赤く熟し、食べられる。
写真は9月に富山県中央植物園で撮った。
学名:Rubus hakonensis


★キイチゴもいろんな種類あるんだね
 またまた一つ名前を知って


深山冬苺(ミヤマフユイチゴ)

花図鑑
白花亀葉引き起こし(シロバナカメバヒキオコシ)

亀葉引き起こし(カメバヒキオコシ)はシソ科ヤマハッカ属の多年草である。
東北地方の南部から中部地方にかけて分布し、山地の木陰などに生える。
名の由来は、葉の先が3つに裂け、中央の裂片が亀の尾のように長く伸びるところからきている。
花の色は淡い紫色だが、稀に白花のものがあり、白花亀葉引き起こし(シロバナカメバヒキオコシ)と呼ばれる。
草丈は60~90センチくらいである。
茎の断面は四角形で、細かい毛が生える。
葉は卵円形で、向かい合って生える(対生)。
葉には柄があり、葉の縁には鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は8~10月くらいである。
茎先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白い唇形の花をたくさんつける。
上の唇は立ち上がり、下の唇は舟形である。
萼片は5枚である。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Isodon umbrosus var. leucanthus form. leucanthus


★白花はいろんなものにあるんだね
 少しか弱い箱入り娘


白花亀葉引き起こし(シロバナカメバヒキオコシ)

花図鑑
白花山萩(シロバナヤマハギ)


山萩(ヤマハギ)はマメ科ハギ属の落葉低木である。
日本各地に分布し、日当たりのよい山野に生える
花の色は紅紫色だが、稀に白花のものがあり、白花山萩(シロバナヤマハギ)と呼ばれる。
樹高は1~2メートルである。
枝はほとんど枝垂れない。
葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は楕円形で、表面にも裏面にも毛が生える。
開花時期は7~10月くらいである。
葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い蝶形の花をつける。
写真は9月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Lespedeza bicolor form. niveoflora


★蝶形の花はとっても小さいが
 姿はどれも踊るがごとく


白花山萩(シロバナヤマハギ)

花図鑑
白花浜薊(シロバナハマアザミ)

浜薊(ハマアザミ)はキク科アザミ属の多年草である。
本州の伊豆半島から九州にかけて分布し、海岸の砂地に生える。
花の色は紅紫色だが、稀に白花のものもあり、白花浜薊(シロバナハマアザミ)という。
草丈は15~60センチくらいである。
茎には短い毛が生える。
根際から生える葉と茎につく葉がある。
葉は肉質で艶がある。
羽状に切れ込んだ葉の縁には鋭い刺がある。
葉の裏面の葉脈上には毛が生える。
茎につく葉には柄はなく、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7~12月である。
茎の先に白い頭花をつける。
総苞片(花序全体を包む葉の変形したもの)の上部は斜めに開出(立ち上がるようにつくこと)し刺状となる。
写真は9月に富山県の氷見市海浜植物園で撮った。
学名:Cirsium maritimum var. leucanthum


★真っ白な花を開いた浜薊
 砂浜を這う棘見せながら


白花浜薊(シロバナハマアザミ)

花図鑑
岩菊(イワギク)

岩菊(イワギク)はキク科キク属の多年草である。
北海道から九州にかけて点々と隔離分布をし、海岸の岩場や山地の岸壁などに生える。
海外では、朝鮮半島、中国やシベリアなどに幅広く分布する。
大陸とつながっていた時代の遺存植物と考えられている。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
草丈は20~50センチくらいである。
葉は長い柄がある幅の広い卵形である。
葉はやや肉質で、表面には艶がある。
葉は手のひら状に深く裂け、その裂片がさらに羽状に裂ける。
開花時期は8~10月である。
茎先に花径3~5センチくらいの花(頭花)をつける。
舌状花は白く、筒状花は黄色である。
写真は10月につくば植物園で撮った。
学名:Chrysanthemum zawadskii


★逃げ道を失い残りし山の上
 岩菊の花絶えることなく


岩菊(イワギク)

花図鑑
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