忍者ブログ
色別・月別の花図鑑です
<< 03  2024/04  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30    05 >>
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

とち鏡(トチカガミ)

とち鏡(トチカガミ)はトチカガミ科トチカガミ属の多年草である。
本州から九州にかけて分布し、平地の湖沼に群生する浮葉植物である。
海外では、朝鮮半島、中国、東南アジア、オーストラリア北部などにも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
「とち」はスッポンのことだという。
艶のある丸い葉を「スッポンの鏡」に見立てたのが名の由来である。
匍匐茎を出して殖え、葉の裏面の浮き袋で水面に浮かぶ。
開花時期は8月から10月である。
花茎を立てて、白い3弁花をつける。
花は一日花である。
雌雄異株である。
写真は8月につくば植物園で撮った。
学名:Hydrocharis dubia


★ぷかぷかと浮かぶ葉っぱに照らされて
 とち鏡咲く景色はのどか


とち鏡(トチカガミ)

今日の花ドットコム
花図鑑

PR
長葉白山菊(ナガバシラヤマギク)

長葉白山菊(ナガバシラヤマギク)はキク科シオン属の多年草である。
本州に分布し、山地の湿地に生える。
本種は、沢白菊(サワシロギク)と白山菊(シラヤマギク)との自然交雑種である。
草丈は60センチから100センチくらいである。
葉は細長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の先は細く尖る。
開花時期は8月から10月くらいである。
舌状花の色は白い。
写真は9月につくば植物園で撮った。
学名:Aster x sekimotoi


★大自然織り成す不思議見せて咲く
 花の姿を腕組み見つめ


長葉白山菊(ナガバシラヤマギク)

今日の花ドットコム
花図鑑
白根せんきゅう(シラネセンキュウ)

白根せんきゅう(シラネセンキュウ)はセリ科シシウド属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山地から亜高山の湿り気のある林の中や林の縁に生える。
海外では、朝鮮半島や中国の東北部にも分布する。
草丈は80センチから150センチくらいである。
葉は3-4回3出複葉である。
3出複葉というのは1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形のことである。
枝分かれを3-4回繰り返して、先にそれぞれ三つ葉をつけて1枚の葉となる。
小葉には深い切れ込みがあり、更に裂片の縁にもぎざぎざ(鋸歯)のある重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)である。
猪独活(シシウド)に似ているが、葉の質が薄く、葉の縁のぎざぎざ(鋸歯)が深い。
また、上部の葉は柄が発達していて、ふくらんで茎を包んでいるのが特徴である。
開花時期は9月から10月である。
大型のセリ科植物の中では花期は遅いほうである。
花序は径が20センチくらいになるが、枝の数は20本から40本くらいで少ない。
名の由来は、薬用植物のせんきゅう(センキュウ)に似ていて日光の白根山で発見されたことからきている。
センキュウは漢字では、センが川、キュウはクサカンムリに弓と書く。
別名を鈴鹿芹(スズカゼリ)ともいう。
写真は9月に上高地で撮った。
学名:Angelica polymorpha


★似ていると思うだろうが調べてよ
 シラネセンキュウここに咲くから


白根せんきゅう(シラネセンキュウ)

今日の花ドットコム
花図鑑
白孔雀(シロクジャク)

白孔雀(シロクジャク)はキク科シオン属の多年草である。
原産地は北アメリカである。
ただし、これは植物名ではなく、園芸品種名である。
孔雀アスター(クジャクアスター)と呼ばれる園芸品種の1つである。
日本へは戦後に渡来した。
友禅菊(ユウゼンギク)との交配でさまざまな花の色が生まれている。
草丈は50センチから150センチくらいである。
葉は針状で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は8月から10月である。
1つ1つの花径は2センチくらいである。
舌状花は白く、筒状花は淡い黄色である。
写真は10月に軽井沢町植物園で撮った。
学名:Aster cv. Shirokuzyaku


★颯爽と羽根を広げて白孔雀
 風に揺れれば飛び立つごとく


白孔雀(シロクジャク)

今日の花ドットコム
花図鑑
丸山秋海棠(マルヤマシュウカイドウ)

丸山秋海棠(マルヤマシュウカイドウ)はシュウカイドウ科シュウカイドウ属の多年草である。
沖縄県八重山諸島の石垣島、西表島に分布し、渓流沿いの岩場に生える。
海外では、台湾にも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
草丈は30センチから40センチくらいである。
根際から生える葉は卵形で長い柄があり、縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
開花時期は6月から11月くらいである。
茎先に集散花序(茎先に花がつき、少し下から横枝が出てその先にも花がつく)を出し、白ないし淡い紅色の花をつける。
花被片は4枚である。
外側の2枚(萼片)が大きく、内側の2枚(花弁)が小さい。
なお、同じ地域に紅頭秋海棠(コウトウシュウカイドウ)が分布する。
こちらのほうは開花時期が早く、葉は腎形でぎざぎざ(鋸歯)が細かいなどの違いがある。
写真は10月につくば植物園の絶滅危惧植物展で撮った。
学名:Begonia formosana


★日本の南の果てで咲くという
 秋海棠は色美しく


丸山秋海棠(マルヤマシュウカイドウ)

今日の花ドットコム
花図鑑
マンデビラ・ボリビエンシス

マンデビラ・ボリビエンシスはキョウチクトウ科マンデビラ属の蔓性常緑低木である。
原産地はエクアドル、ボリビアである。
旧属名のデプラデニアの名でも流通している。
樹高は2メートルから4メートルくらいである。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉には艶がある。
開花時期は5月から10月くらいである。
花径は5センチくらいで、花の色は白い。
花冠は先で5つに裂け、裂片の先は少しねじれる。
花の真ん中は黄橙色になる。
写真は9月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Mandevilla boliviensis


★しっかりとキョウチクトウの特徴を
 見せて花咲くデプラデニアは


マンデビラ・ボリビエンシス

今日の花ドットコム
花図鑑
赤地利蕎麦(シャクチリソバ)

赤地利蕎麦(シャクチリソバ)はタデ科ソバ属の多年草である。
原産地は北インドから中国にかけた地域である。
日本へは昭和時代の初期に薬用植物として渡来したが、今では各所で野生化している。
最初に植えられたのは小石川植物園である。
別名を宿根蕎麦(シュッコンソバ)ともいう。
これは、日本産の蕎麦(ソバ)と異なり多年草であることからきている。
根茎を赤地利(しゃくちり)といい、解熱、解毒薬とする。
原産地では作物として栽培もされているという。
草丈は50~100センチくらいである。
葉は三角形でつけ根の部分が横にはり出し、互い違いに生える(互生)。
つけ根の部分には鞘状の托葉がある。
開花時期は、9~11月である。
茎の上部の葉の脇から花柄を出して2つから3つに枝分かれをし、蕎麦(ソバ)に似た白い小花を数個つける。
花びらのように見えるのは5枚の萼片である。
真ん中には8本の雄しべ、3本の花柱(雌しべ)、8個の蜜腺がある。
写真は10月に板橋区立赤塚植物園で撮った。
学名:Fagopyrum cymosum


★小さくて星の形にひっそりと
 赤地利蕎麦の花愛らしく


赤地利蕎麦(シャクチリソバ)

花図鑑
朝鮮野菊(チョウセンノギク)

朝鮮野菊(チョウセンノギク)はキク科キク属の多年草である。
長崎県の平戸、壱岐、対馬などに分布し、海岸に近い岩場に生える。
海外では、朝鮮半島や中国などにも分布する。
環境省のレッドリスト(2007)では、「ⅠA類ほどではないが、近い将来における絶滅の危険性が高い種」である絶滅危惧IB類(EN)に登録されている。
分類上は、岩菊(イワギク)の変種とされている。
基本種と比べると、葉の切れ込みが浅くて、裂片の幅が広いのが特徴である。
草丈は10~30センチくらいである。
茎は直立をし、上部で枝分かれをする。
根際から生える葉には柄があり、ロゼット状(茎から葉が重なり合って出て地に接し、円座形になったもの)となる。
茎につく葉は互い違いに生える(互生)。
葉の形は卵形で、手のひら状に浅く裂ける。
開花時期は10~11月である。
花径5~7センチくらいの白い花(頭花)を茎先に1つずつつける。
花の真ん中は黄色い筒状花で、周りに白い舌状花が並ぶ。
舌状花は咲き進むと紅色を帯びるものもある。
栽培菊の原種の1つとされている。
写真は9月に日光植物園で撮った。
学名:Chrysanthemum zawadskii var. latilobum


★少しだけ葉っぱの形違うけど
 花は生き生き朝鮮野菊


朝鮮野菊(チョウセンノギク)

花図鑑
クリヌム・アメリカヌム

クリヌム・アメリカヌムはヒガンバナ科ハマオモト属の多年草である。
クリヌムは「クリナム」、アメリカヌムは「アメリカナム」とするものもある。
原産地は北アメリカである。
合衆国南西部の湿地に生える。
草丈は70センチくらいである。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は5~11月くらいである。
茎先に白い大きな花を数輪つける。
花被片は6枚で、幅は狭い。
花はよい香りがする。
写真は9月に大阪市の咲くやこの花館で撮った。
学名:Crinum americanum


★浜木綿とどこが違っているのかな
 似た花だけど生まれはアメリカ


クリヌム・アメリカヌム

花図鑑
山杜鵑草(ヤマホトトギス)

山杜鵑草(ヤマホトトギス)はユリ科ホトトギス属の多年草である。
北海道の南西部から九州にかけて分布し、山野に生える。
草丈は30~80センチくらいである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は8~10月くらいである。
茎先と葉の脇から散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、白地に紅紫色の斑点がある花をつける。
花冠の長さは15~20ミリくらいである。
花被片は6枚あり、強く反り返る。
杜鵑草(ホトトギス)の場合は、花被片は全開せず斜めに開く。
山路の杜鵑草(ヤマジノホトトギス)の場合は、花被片は全開するが反り返らない。
写真は9月に市川市万葉植物園で撮った。
学名:Tricyrtis macropoda


★やっと見る花の姿に頷きつ
 目に焼きつける山杜鵑草


山杜鵑草(ヤマホトトギス)

花図鑑
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
カウンター



楽  天
PR


AmazonStore
by amanatu

最新CM
[10/06 ニコラス・屁イジ]
[09/09 龍]
[09/08 ひとえ]
最新TB
プロフィール
HN:
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析




Powered by Ninja Blog    template by Temp* factory    photo by 空色地図 -sorairo no chizu-    icon by Atelier Black/White

忍者ブログ [PR]