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色別・月別の花図鑑です
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匙面高(サジオモダカ)


匙面高(サジオモダカ)はオモダカ科サジオモダカ属の多年草である。
北海道から本州の中部地方にかけて分布し、水田や池沼などに生える。
海外では、朝鮮半島や中国の東北部にも分布する。
草丈は50~80センチくらいである。
根際から生える葉には長い柄があり、楕円形(さじ形)である。
葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない。
開花時期は6~10月くらいである。
輪状に枝分かれして、小さな白い3弁花をたくさんつける。
塊茎を生薬で澤瀉(たくしゃ)といい、利尿剤などに用いられる。
写真は7月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Alisma plantago-aquatica var. orientale


★面高を区別するのはむずかしい
 どんな葉なのか覚えていこう



匙面高(サジオモダカ)


花図鑑
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クリナム・ポーウェリー


クリナム・ポーウェリーはヒガンバナ科ハマオモト属の多年草である。
19世紀にイギリスで作出された種間交配品種である。
種子親はロンギフォリウム種(Crinum longifolium)、花粉親はムーレイ種(Crinum moorei)で、どちらも原産地は南アフリカである。
作出したPowell氏の名が種小名の由来となっている。
なお、種小名の片仮名表記は、「パウエリー」や「ポエリー」なども見られる。
草丈は1~2メートルあり、大型である。
根際から生える葉は線形である。
開花時期は6~7月である。
長さが10センチくらいある大きなピンクの花を一度に10輪くらいつける。
花は平開はせず細長い花筒となることが多い。
花の色は、白花の園芸品種(cv. Album)もある。
写真は7月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Crinum x powellii


★大きくて驚くような姿だが
 花は開かず傷みも早く



クリナム・ポーウェリー


花図鑑
丸葉下野(マルバシモツケ)


丸葉下野(マルバシモツケ)はバラ科シモツケ属の落葉小低木である。
北海道から本州の関東地方北部にかけてと白山に分布し、高山の岩場や林の縁に生える。
樹高は30~100センチくらいである。
盛んに枝分かれをして、こんもりと茂る。
葉は幅の広い卵形で、互い違いに生える(互生)。
葉の形には変異が多い。
葉の縁には重鋸歯(大きなぎざぎざに更に細かなぎざぎざがある)がある。
開花時期は6~7月である。
枝先に複数の散房花序(柄のある花がたくさんつき、下部の花ほど柄が長いので花序の上部がほぼ平らになる)を出し、花径7ミリくらいの小さな白い花のかたまりを密につける。
1つ1つの花は花弁は5枚である。
雄しべは5本で、花弁より長く伸びている。
花序(花のかたまり)は直径5~10センチくらいになる。
写真は6月に北大植物園で撮った。
学名:Spiraea betulifolia form. glaucina


★こんもりと白い花びら寄せ集め
 丸葉下野群れなし咲いて



丸葉下野(マルバシモツケ)


花図鑑
照葉野茨(テリハノイバラ)


照葉野茨(テリハノイバラ)はバラ科バラ属の落葉低木である。
福島県以南の本州から沖縄にかけて分布し、日当たりのよい山野、川原、海岸などに生える。
野茨(ノイバラ)によく似ているが、葉が厚くて艶があり、無毛であるなどの違いがある。
また野茨(ノイバラ)の茎は立つが、照葉野茨(テリハノイバラ)は地を這って伸びる。
樹高は20~50センチくらいである。
葉は奇数羽状複葉(鳥の羽のように左右に小葉がいくつか並び、先に1つの小葉がついて1枚の葉が構成される)で、互い違いに生える(互生)。
小葉の形は楕円形ないし幅の広い卵形である。
先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。
葉には艶があり、毛は生えていない。
開花時期は5~7月である。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、次々に開く。
花の色は白ないし淡いピンクである。
花径は2~3センチぐらいである。
花びら(花弁)は5枚ある。
花の真ん中には黄色い雄しべがたくさんある。
写真は7月に国営ひたち海浜公園で撮った。
学名:Rosa wichuraiana


★真っ白な花が目立つよ葉っぱもね
 照り輝いて命を謳い



照葉野茨(テリハノイバラ)


花図鑑
令法(リョウブ)


令法(リョウブ)はリョウブ科リョウブ属の落葉高木である。
北海道南部から九州にかけて分布し、山地に生える。
また、庭木ともされる。
海外では、済州島にも分布する。
樹高は8~10メートルくらいである。
葉は枝先に集まってつき、細長い楕円形で周辺に鋭いぎざぎざ(鋸歯)がある。
樹皮がはがれやすく、幹は滑らかである。
開花時期は7~8月である。
枝先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い小さな花を密生させる。
花径は5~6ミリで、花冠は5つに深く裂ける。
蜜をたくさん出し、訪れる昆虫も多い。
花の後にできる実は扁球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、褐色に熟する。
材は床柱や器具とする。
若葉は山菜とされる。
写真は6月につくば植物園で撮った。
学名:Clethra barbinervis


★むせ返る暑さものかわ咲き出づる
 令法の花に蜜を求めて



令法(リョウブ)


花図鑑
コエンドロ


コエンドロはセリ科コエンドロ属の一年草である。
原産地は地中海沿岸である。
日本へは10世紀以前に薬用として渡来したが、普及はしなかった。
コエンドロの歴史は古く、紀元前に医学の父ヒポクラテスが胸焼け防止や催眠薬になると記述しているという。
また、「アラビアン・ナイト」にも媚薬として登場する。
コエンドロの名は、ポルトガル語のコエントロ(Coentro)が訛ってつけられたものである。
江戸時代になって再びポルトガル人によって伝えられたのである。
草丈は30~60センチくらいである。
葉は羽状複葉で、上部へいくほど深く裂ける。
開花時期は6~7月である。
茎先に複散形花序を出し、白または淡いピンクの花をたくさん咲かせる。
散形花序というのは、茎先からたくさん枝が出て、その先に1個つずつ花がつく花序のことである
複散形花序というのは、たくさん出た枝先に小さな散形花序がつくというように散形花序が組み合わさってできている。
複散形花序は、セリ科の多くに見られる特徴である。
全草によい香りがあり、若葉はハーブとして用いられる。
また、果実は香辛料や健胃・去痰薬などとされる。
英名をコリアンダー(coriander)という。
漢名の香菜(シャンツアイ)などでも流通している。
写真は4月に都立薬用植物園で撮った。
学名:Coriandrum sativum


★枝々をパステル色に染めて咲く
 妖精の花香り豊かに



コエンドロ


花図鑑
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