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色別・月別の花図鑑です
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カサブランカ


カサブランカ(Casa Blanca)はユリ科ユリ属の多年草である。
1970年代にオランダで作出された園芸品種で、オリエンタルハイブリッドと呼ばれるグループに属する。
オリエンタルハイブリッドというのは、日本に自生する山百合(ヤマユリ)や鹿の子百合(カノコユリ)などを原種とするグループである。
カサブランカはモロッコにある都市名で、映画の名でも知られている。
草丈は100~200センチくらいである。
開花時期は6~8月くらいである。
純白の大輪の花をつけ、「ユリの女王」と言われる。
写真は7月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Lilium cv. Casa Blanca


★乾きたる大地潤す柔肌を
 見るがごとくにカサブランカ咲き



カサブランカ


花図鑑
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サンパチェンス


サンパチェンスはツリフネソウ科ツリフネソウ属の多年草である。
インパチェンスやニューギニアインパチェンスなど、インパチェンスの仲間の交配種である。
直射日光にも耐えられるように改良された品種群である。
二酸化炭素、二酸化窒素、ホルムアルデヒドなどの吸収能力が高く、環境浄化植物として注目されている。
草丈は40~80センチくらいである。
葉は卵形で、車軸状につく(輪生)。
開花時期は6~10月くらいである。
花径は5~6センチで、花の色は白、赤、橙色、赤紫色などである。
写真は7月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Impatiens hybrida cv. Sun Patience


★陽射しにも負けない花をつくろうと
 絞った知恵がエコに役立ち



サンパチェンス


花図鑑
白実の小紫(シロミノコムラサキ)


白実の小紫(シロミノコムラサキ)はクマツヅラ科ムラサキシキブ属の落葉小低木である。
小紫(コムラサキ)の実が白い変種である。
北海道から沖縄にかけて分布し、山地の湿地に稀に生える。
海外では、朝鮮半島、台湾、中国にも分布する。
別名を白玉小式部(シラタマコシキブ)という。
樹高は1~2メートルくらいである。
枝は細くて枝垂れる。
葉は楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の縁には細かなぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は6~7月である。
葉の脇に集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、白い小さな花をたくさんつける。
結実期は9~10月くらいである。
直径3ミリくらいの球形の真っ白な実を鈴なりにつける。
写真は7月に向島百花園で撮った。
学名:Callicarpa dichotoma var. albi-fructus


★白玉のそこはかとなき清らかさ
 敷き詰め実る姿愛でつつ



白実の小紫(シロミノコムラサキ)


花図鑑
山百合(ヤマユリ)


山百合(ヤマユリ)はユリ科ユリ属の多年草である。
日本原産である。
北海道から本州の近畿地方にかけて分布し、山地の林の縁や草地に生える。
庭で育てられることも多い。
自生地によって、箱根百合(ハコネユリ)、吉野百合(ヨシノユリ)、叡山百合(エイザンユリ)、鳳来寺百合(ホウライジユリ)などの名称で呼ばれる。
神奈川県では「県の花」に指定されている。
草丈は100~150センチくらいである。
葉は披針形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は7~8月である。
茎先に香りのよい漏斗状の花をつける。
花径は20センチくらいあり、大形である。
花被片は6枚である。
花の色は白く、花被片の先端が反り返るように横向きに咲く。
花被片の真ん中には黄色の筋が入り、赤褐色の斑点がある。
鱗茎は食用になる。
俳句の季語は夏である。
写真は7月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Lilium auratum


★山百合のここにいますと咲く姿
 息飲むように佇み眺め



山百合(ヤマユリ)


花図鑑
定家葛(テイカカズラ)


定家葛(テイカカズラ)はキョウチクトウ科テイカカズラ属の蔓性常緑木本である。
本州から沖縄にかけて分布し、山野の樹木や岩に絡みついて生える。
また、庭木ともされる。
海外では、朝鮮半島、中国などにも分布する。
葉は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。
葉の質は分厚く艶がある。
開花時期は5~7月である。
花の色は最初は純白で、終わりに近づくと黄色くなる。
スクリューのような形をしている合弁花で、5つに裂けている。
花のつけ根の筒には雄しべ5本と雌しべが入っている。
花の後には弓形をした実がつく。
実の中から白い毛のついた種子が出てくる。
茎や葉は薬用にされ、鎮痛・強壮などの効果がある。
なお、名は藤原定家にちなんでいる。
また、古名を真拆の葛(マサキノカズラ)という。
天岩戸の神話にちなむ名だという。
写真は7月につくば植物園で撮った。
学名:Trachelospermum asiaticum


★絡みつく塀一面に咲く花は
 天をめざすかプロペラ回し



定家葛(テイカカズラ)


花図鑑
夏白菊(ナツシロギク)


夏白菊(ナツシロギク)はキク科ヨモギギク属の多年草である。
原産地は西アジア、バルカン半島である。
ヨーロッパや北アメリカに帰化し、野生化している。
草丈は30~100センチくらいである。
葉は羽状に深く裂ける。
開花時期は5~7月である。
花径1~2センチの菊に似た強い芳香がある白い小花をたくさんつける。
園芸品種には八重咲きや白と黄のポンポン咲きのものなどがある。
ハーブとしても利用され、疲労回復などの効果がある。
また、駆虫薬としても使用される。
別名をマトリカリア(Matricaria)という。
これは古い属名に由来する呼称である。
写真は7月に東京都薬用植物園で撮った。
学名:Tanacetum parthenium


★菊の香を辺り一面漂わせ
 夏白菊は煌くように



夏白菊(ナツシロギク)


花図鑑
姫海芋(ヒメカイウ)


姫海芋(ヒメカイウ)はサトイモ科ヒメカイウ属の多年草である。
北海道と本州の東北地方(福島県を覗く)及び中部地方(長野、富山)に分布し、低地や山地の水湿地に生える。
環境省のレッドデータブックでは、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されている。
草丈は10~30センチくらいである。
根茎は横に這う。
根際から生える葉は心形で、長い柄がある。
開花時期は6~7月くらいである。
仏炎苞(サトイモ科の肉穂花序に見られる花序を被う大形の苞)は白く、幅の広い卵形である。
花序には花被はない。
花序のほとんどが両性花で、先だけに雄性花をつける。
水芭蕉(ミズバショウ)を小型にしたような花である。
写真は8月に志賀高原の東館山高山植物園で撮った。
学名:Calla palustris


★水芭蕉思わすような姫海芋
 小さく咲いてどこか可愛く



姫海芋(ヒメカイウ)


花図鑑
夏椿(ナツツバキ)


夏椿(ナツツバキ)はツバキ科ナツツバキ属の落葉高木である。
本州の宮城県から九州にかけて分布し、山地に生える。
また、寺の敷地内に沙羅双樹(サラソウジュ)として植えられることが多い。
仏教では釈迦が沙羅双樹の下で涅槃に入ったとされている。
日本では夏椿(ナツツバキ)がこの沙羅双樹(サラソウジュ)と誤認されたという。
海外では、朝鮮半島の南部にも分布する。
樹高は5~15メートルくらいである。
樹皮は紅色を帯びており、平滑である。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
開花時期は6~7月である。
葉の脇に花径5~6センチの白い花をつける。
花弁は5枚である。
花弁には皺があり、外側の1枚は緑色を帯びる。
雄しべはたくさんあり、花糸は黄色い。
花は一日花で、咲いた後は花の形そのままで木の下に落ちる。
別名を沙羅樹(シャラノキ)という。
俳句では「沙羅の花」が夏の季語である。
写真は6月に川口市立グリーンセンターで撮った。
学名:Stewartia pseudo-camellia


★一日の命なればと白き肌
 風にそよがせ夏椿咲く



夏椿(ナツツバキ)


花図鑑
谷桔梗(タニギキョウ)
谷桔梗(タニギキョウ)はキキョウ科タニギキョウ属の多年草である。
北海道から九州にかけて分布し、山地の川岸や湿った林の中などに生える。
草丈は10~15センチくらいである。
葉は卵円形で、互い違いに生える(互生)。
葉の表面には柔らかい毛が疎らに生え、縁には粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。
開花時期は4~8月である。
茎先や上部の葉の脇から短い柄を出し、先に長さ5~8ミリくらいの小さな花を上向きにつける。
花の色は白く、花冠は鐘形で5つに深く裂ける。
雄しべは5本である。
雌しべの柱頭は3つに裂ける。
写真は7月に尾瀬で撮った。
学名:Peracarpa carnosa var. circaeoides


★目を凝らし見てもはっきりその姿
 とらえきれずに歯軋りをして



谷桔梗(タニギキョウ)


花図鑑

泰山木(タイサンボク)


泰山木(タイサンボク)はモクレン科モクレン属の常緑高木である。
漢字では「大山木」とも書く。
原産地は北アメリカである。
日本へは明治時代の初期に渡来し、公園木などとされている。
樹高は10~20メートルくらいである。
幹は直立し、枝も葉も密に茂る。
樹皮は灰褐色で滑らかである。
葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉には柄があり、長さ15~25センチ、幅5~10センチと大形である。
葉の表面は濃い緑色で艶があり、裏面は暗い褐色でフェルトのように細かい毛が生えている。
葉の質は革質で、縁は裏側に反り返る。
開花時期は6~7月である。
大輪のクリーム色の花で、ほどよい香りがある。
花径は50~60センチくらいあり、日本の樹木の花としては最大である。
花冠は杯状である。
普通は花弁が6枚、萼片が3枚あり、9枚の花びらがあるように見える。
ただし花弁の数は一定しておらず、9~12枚になることもある。
花冠の真ん中には、たくさんの雄しべと雌しべが集まって円錐状についている。
花の後にできる実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)の集合果である。
俳句では「泰山木の花」が夏の季語である。
写真は7月に神奈川県立フラワーセンター大船植物園で撮った。
学名:Magnolia grandiflora


★すくすくと伸びて彼岸へ繋がるや
 泰山木の花は香りて



泰山木(タイサンボク)


花図鑑
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